Flex アプリケーション開発資料
Esri 社の Web アプリケーション開発用 API の 1 つに Adobe 社の Flex をベースにした ArcGIS API for Flex があります。この API を使用した Web アプリケーションは従来の Web アプリケーションより動的で直感的な Web マッピング アプリケーションの開発を可能とします。今回は Flex アプリケーションの開発と先日リリースされた ArcGIS API for Flex 2.10 を使用した Web マッピング アプリケーションの開発に関しての参考導入となる資料をご紹介します。
Flex を使用した Web マッピング アプリケーションへの第一歩
もちろん、Flex での開発技術を習得していれば ArcGIS API for Flex 2.10 を使用し、比較的簡単に素晴らしい Web マッピング アプリケーションを作成することが出来ると思います。 しかし、これから Web マッピング アプリケーションを開発していこうという方の多くには、Flex の開発も初めてであるという場合があります。Esri 社では Web サイト上で多くのサンプル アプリケーションを公開しております。 また、 ESRI ジャパンの Web サイトでも API のライブラリのダウンロードから Adobe Flash Builder 4 を使用したアプリケーション開発の基礎までをまとめたスタートアップ ガイドを公開しております。これから、 ArcGIS API for Flex を使用して Web マッピング アプリケーションを開発される方は、これらの資料をご確認ください。
ArcGIS Viewer for Flex 2.1
ArcGIS Viewer for Flex というFlex アプリケーションが公開されております。このアプリケーションをテンプレートとして使用することで、 Flex 自体はあまり詳しくない方でも、簡単に Web マッピング アプリケーションをネットワーク上に公開することが可能です。 また、 Flex 開発経験のある方は ArcGIS API Viewer for Flex をカスタマイズすることで Web マッピング アプリケーションをより短期間で開発することが可能となります。
次のステップ: Flex 開発のゲートウェイ
Esri 社のサンプル アプリケーションや ArcGIS Viewer for Flex を使用することでも、Flexの魅力的な Web マッピング アプリケーションを公開することが可能です。しかし、何かしらのカスタマイズを行う場合は、やはり Flex に関する開発知識も必要となります。開発に関する情報を得るために検索エンジンを使用して Flex について検索を行うと膨大な結果が返ってきます。( Google で 「Flex」のキーワード検索を行うと約4億の検索結果がリストされます。 )では、まずどこをさが探せば良いのかということですが、以下のサイトが便利です。
Flex デベロッパーセンター
Adobe Developer Connection (以下 ADC) 内のこのサイトでは Adobe Flex のドキュメンテーションやサンプルを入手することが可能で、 Flex 開発のポータル的なサイトとなります。このサイト内には次のようなコンテンツがあり、 Flex 開発入門者の方には非常に役に立ちます。
Flex Test Drive:1時間でのアプリケーションのビルド
1週間で学ぶFlex
また、中・上級レベルのコンテンツも充実しており「Cookbook」や、Flexと他の開発環境との統合についての情報も掲載されております。デベロッパーセンター内で注目したいコンテンツに「Tour de Flex」というコンテンツがあります。このアプリケーションを使うとサンプルのアプリケーションやコードを確認することが可能です。
Flexのバージョン3のサンプルとなりますが、「Adobe Flex 3 Component Explorer」や「Flex Style Explorer」も開発のプロセスで役に立つこと間違いありません(※Adobe Flex 3 Component Explorer および Flex Style Explorer はリンク先ページがなくなりました)。
活発な Flex コミュニティ
アプリケーションの開発を行っていく上で、やはり開発資料の量は重要となります。また、開発者のコミュニティが活発に活動している点も非常に大きな要素となるかと思います。日本国内の Flex ユーザ グループである FxUG は世界最大規模のユーザ グループとして知られており、オンライン上でのフォーラムのみならず全国各地で勉強会を開催しております。 Flex のコミュニティに参加し、コミュニティ参加者と触れ合うことで開発スキルの向上を図ることも可能です。
まずは、アプリケーションを体験
ここまで開発に関する情報を書いてきましたが、まずは Web 上で公開されている ArcGIS Viewer for Flex にアクセスし、Flex で開発された Web マッピング アプリケーションを体験して下さい。