ArcGIS API for Flex および ArcGIS Viewer for Flex の最新バージョン 3.0 をリリースしました。今回のバージョン アップは ArcGIS 10.1 for Server の新機能への対応がメインになりますが、その他の更新も含まれています。ArcGIS 10.1 for Server 新機能に対応する機能の国内サポートは ArcGIS 10.1 国内リリース後となりますので、ここではそれ以外の主な更新をご紹介します。
■ヒートマップ
ポイントの密度を表現するヒートマップを Flex で実装したサンプルコードが提供されました。このソースコードは ArcGIS API for Flex のライブラリをダウンロードする際に一緒に含まれるサンプルコードの中に入っています。また、このサンプルは ArcGIS Resource Center でもソースコードとアプリケーションが公開されているので Flex の環境がなくても実際に試してみることが可能です。
■複数のレイヤを一度に属性検索することが可能に(串刺し検索)
地図上を一度クリックするだけで、クリックした地点に表示されている複数のサービス、複数のレイヤを検索し、複数の検索結果をポップアップ ウィンドウに表示可能となりました。この機能はデフォルトで ArcGIS Viewer for Flex に組み込まれており、ポップアップ表示の設定を行うだけで自動的に有効となります。
■開発環境、実行環境の変更
バージョン 3.0 では、開発環境と実行環境ともに以前のバージョン 2.5 から変更となっています。開発環境は Adobe Flex SDK 4.6、実行環境は Adobe Flash Player 11.1 以降が必要となります。それ以前の環境では動作しませんのでご注意ください。
その他、新機能の詳細は、ArcGIS API for Flex 新機能、および、ArcGIS Viewer for Flex 新機能のバージョン 3.0 の項目をご参照ください。
■関連リンク
ESRIジャパン Web サイト:
・ArcGIS API for Flex/
・ArcGIS Viewer for Flex
Esri 社 Web サイト:
・ArcGIS API for Flex
・ArcGIS Viewer for Flex