Esri Business Analyst 10.1 新機能紹介(2) ~ポイント検索~

先日リリースをした Esri Business Analyst 10.1 のお勧め新機能をシリーズで紹介していきます。前回は「フュージョン レポート」でしたが、第2回は「ポイント検索」を紹介します。

旧バージョン(10.0)からご使用いただいている方は、以下の [Business Analyst] ツールバーの変化に気づかれるかもしれません。新バージョンでは、赤枠で囲まれた部分に新しくテキストボックスと検索ボタンが追加されました。これが今回紹介をする新機能の [ポイント検索] ツールです。

[ポイント検索] ツール

このツールは大量のポイントデータを文字列で検索し、一致するポイントをフィーチャクラスとして出力するものです。標準で設定されている [poi] では、Business Analyst 標準搭載データのうち以下のデータを検索できます。ちなみに、これらのデータは ArcGIS データコレクション スタンダードパックに格納されているデータと同一のものです。

検索可能な標準搭載データ

テキストボックス内に文字列を入力して、横の検索ボタンをクリックすると検索結果のリストが表示されます。下の例は“歯科”で検索した結果です。そしてこの検索結果のリストでは、属性値による絞り込みができるので、例えば必要な市町村名をチェックするだけで、該当の市町村内のデータのみを抽出できます。また、絞り込んだリストをさらに個別に削除できるので、本当に必要なデータのみをフィーチャクラスとして簡単に出力できます。

検索結果から絞り込み

また、自社で持っている競合店や物件などのポイントデータを検索対象として登録することも可能です。データに売り場面積などの数値属性が含まれている場合は、スライダ操作による絞り込みもできるので、大量の自社データから新規出店の脅威となる競合店のみを抽出することも簡単です。

スライダ操作による属性値の絞込み

このように新バージョンの Business Analyst には非常に便利な機能が搭載されました。標準搭載データに加えて、自社のデータもこの機能を用いて活用することで、業務効率を改善することができます。

■関連リンク
Esri Business Analyst 製品情報
・ArcGIS ブログ:エリアマーケティング特化型製品 Esri Business Analyst 10.1 をリリースしました!

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