Web AppBuilder for ArcGIS (Developer Edition) の最新バージョン 2.6 をリリースしました。今回のバージョンでは、2017 年 9 月に行われた ArcGIS Online 版のアップデートと同様の機能追加・向上が行われています。
本記事では、バージョン 2.6 における新機能、機能拡張の一部をご紹介します。
ウィジェットの機能拡張
インフォグラフィック ウィジェット
インフォグラフィック ウィジェットに以下のオプションが追加されました。
- [レイヤーのシンボルを使用]:レイヤーに設定されたシンボルの色をチャートで使用します。マップに表示されたデータと同じ色でチャートに表示することで容易にデータを紐づけて認識することができます。
- [最小期間]:チャートに表示する日付データの最小期間を選択します。
- [並べ替え]:チャートを [ラベル] または [値] をもとに、表示順をソートします。
- [最大カテゴリ]:チャートに表示するカテゴリの最大値を設定します。
- [NULL 値]:null 値をゼロとして計算するか無視するかを選択可能です。
ブックマーク ウィジェット
ブックマーク ウィジェットの UI が刷新され、[カード] や [リスト] 形式でブックマークを表示したり、簡単な操作でブックマークの表示順を変更できるようになりました。また、ユーザーにブックマークの追加を許可するかどうかを選択できます。
スマートエディター ウィジェット
スマートエディター ウィジェットをポップアップから開くことが可能になり、スマートエディター ウィジェットへのアクセスが容易になりました。
SDK の機能拡張
主な機能拡張は以下の通りです。
- Web マップに含まれるレイヤーを取得する LayerNode クラスと LayerStructure クラスが追加されました。2 つのクラスが追加されたことにより、レイヤーの種類に関わらず統一されたインターフェイスを使用してレイヤーへアクセスすることが可能になります。
- Utils クラスに getDisplayValueForCodedValueOrSubtype() メソッドが追加されました。コード値またはサブタイプが設定されているフィールドから表示に適切な値を取得します。
その他の更新情報や新機能については、ArcGIS for Developers の Web AppBuilder for ArcGIS (Developer Edition) 新機能(英語ページ)をご参照ください。
■関連リンク
ESRIジャパン Web サイト
・Web AppBuilder for ArcGIS (Developer Edition)
Esri 社(米国)Web サイト
・Web AppBuilder for ArcGIS (Developer Edition)