ArcGISブログだけでなく、弊社のイベント等においても、ArcGIS Pro の機能や特徴を数多く紹介してまいりました。
ところが ArcGIS Pro 特有の便利な機能はまだまだあります!これまでブログ等でご紹介できていない機能の中には、ユーザー様の要望を受けて追加・改善されたものが多くあるのです。
要望の投稿方法についてはブログ記事「あなたのアイデアが実現!ArcGIS Ideas への投稿のススメ」でご確認いただけますが、その記事で紹介されている「ポリゴンのアウトラインにだけカラー ランプの色を適用する」機能も多くのご要望を受けて追加された機能です。
そこで今回は、是非ユーザー様に知っていただきたい、便利な ArcGIS Pro の機能をご紹介いたします。まずは、シンボルにまつわる主な機能を解説します。
ラスターへの変換不要!ポイント レイヤーのヒートマップ表示
ポイントのフィーチャ レイヤーのシンボルの種類にヒートマップが追加されています。シンボルの設定により色や影響範囲などの詳細設定を行うことができ、さらにはその結果をラスター データセットに変換することができます。ラスターへ変換するには [カーネル密度] ツールを使用するため、Spatial Analyst エクステンションが必要です。
カラー ランプの色ごとの透過設定が可能に!
カラー ランプで色を「色なし」に設定すると、色がついてない状態 (透明) で表示することが可能です。また、使用した色ごとに透過度を設定することもできます。
それにより属性値やセル値によってはグラデーション表示を行う際、値ごとに透過度を変えるようなマップの表現を行うことが可能です。
マップ回転時のシンボルの角度が、ポイントごとに設定可能に!
ポイントに対してシンボル (記号) を設定した際、マップの回転に合わせてシンボルを回転するか、それとも回転させずに水平に表示するかの設定を簡単に行うことができます。
設定するには [シンボル] ウィンドウで [ポイント シンボルの書式設定] を表示し、[角度基準] 欄で「ディスプレイ」か「マップ」を選択します。
今回は、ユーザー様の声を反映して追加された ArcGIS Pro のシンボルに関する機能をいくつかご紹介いたしました。簡単かつ表現力豊かなマップの作成がますます可能となったこれらの ArcGIS Pro を、皆様の業務にお役立ていただけば幸いです。
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