移動中でも非常にシンプルな操作でデータを収集できる、現地調査用アプリ ArcGIS QuickCapture の国内サポートを 2020 年 7 月 7 日に開始しました。
ArcGIS QuickCapture の一番の特徴は、大きなボタンを使った操作感です。各ボタンは、現地調査で取得するものの種類を表しています。調査員はボタンをタップするだけです。QuickCapture によって自動的にデバイスの位置が取得され、定義済みの属性を持つ GIS フィーチャが作成されます。非常にシンプルな操作のため、雨の日の傘を差しながらでの現地調査でも苦になりません！その他、次のような場面で活用できます。
- 道路設備の調査: トラックや自動車などの車両を走行中に 1 人が運転し、助手席に座っている同僚が調査結果を取得します。道路沿いの設備の位置を報告したり、舗装状況を簡単に記録したりすることができます。
- 上空からの調査とパトロール: ヘリコプターから、または現場のパトロール隊員が地理情報に基づいた観測を収集します。路上の違反、電柱の上の飛来物、故障した街灯などを記録します。
- 作物の観察と有害雑草の駆除: 害虫が生育に影響を与えている場所や外来種が見つかった場所、または処理された場所をすばやく記録できます。
利用のイメージを動画でご紹介しています。日本語字幕を表示してご覧ください。
ArcGIS QuickCapture モバイル アプリは、iOS、Android、Windows で利用できます。ArcGIS Online の Field Worker、Creator、GIS Professional の各ユーザー タイプでは、追加料金なしでご利用いただけます。
Creator または GIS Professional のユーザー タイプでは、独自の ArcGIS QuickCapture プロジェクトを構成し、組織内のユーザーと共有することができます。ArcGIS QuickCapture デザイナーは、エンド ユーザーに公開するボタンの形状、サイズ、外観、およびレイアウトを定義するために使用できる Web ツールです。また、ボタンが押されたときに取得される GIS 属性を定義することもできます。
操作の詳細は ArcGIS QuickCapture ヘルプをご参照ください。
ArcGIS QuickCapture を現地調査業務に是非お役立てください。大きなボタンをタップするだけですぐに開始できます！