ArcGIS Monitor バージョン 2025.0.1 が 米国時間の 8 月 27 日にリリースされました。
本記事ではバージョン 2025.0.1 で追加された新機能について、ご紹介します。
目次
ArcGIS Monitor とは
ArcGIS Monitor は、ArcGIS Enterprise のライフサイクル全体にわたって、システムの状態、可用性、使用状況、パフォーマンス、リソース利用状況を分析し、監視するツールです。これにより、GIS 環境を最大限に活用することができます。
画像 ① ArcGIS Monitor ダッシュボード画面
ArcGIS Monitor 2025.0.1 新機能
ArcGIS Online・外部 ArcGIS Server のサービス監視
新たに ArcGIS Online 組織や外部の ArcGIS Server サイトの Web サービスが監視できるようになりました。監視対象と取得可能なメトリクスは以下の通りです。
- 登録可能なサービス:画像サービス、フィーチャ サービス、マップ サービス
- 取得できるメトリクス:接続性、応答時間、レスポンス コード、レスポンス サイズ
- 最大登録数:30 サービスまで選択可能
画像 ② コンポーネント登録画面
画像 ③ サービス応答時間のグラフ
カスタム日付・時間範囲での監視データ表示
監視データの日付指定機能が強化され、任意の日時範囲を指定してフィルタリングされたデータを、表示できるようになりました。従来は「過去 2 時間」「過去 24 時間」などの固定された時間範囲のみ選択可能でしたが、バージョン 2025.0.1 からは自由に日時を設定できるようになり、より柔軟なデータ分析が可能になりました。
画像 ④ 監視データの日付指定画面
ジオデータベースのインベントリ表示
登録済みのジオデータベース コンポーネントに含まれる、フィーチャクラスやテーブルの一覧が表示されるようになりました。各データセットのメトリクスには総行数と使用ストレージ量が表示されます。
画像 ⑤ ジオデータベースのデータセット コンポーネント画面
関連リンク
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