富嶽三十六景、東海道五十三次に引き続き、浮世絵ストーリー マップとして歌川広重の『名所江戸百景』に関するストーリー マップを 2 つ公開しました。
まず 1 つ目はショートリスト テンプレートを使用したストーリー マップです。
以下の画像をクリックすると、マップを閲覧できます。
このマップでは、四季ごとにタブで分類されており、それぞれの浮世絵と地図とを連動して表示することができます。マップを拡大すると、左側のリストもマップの範囲と連動し、絞りこんで表示されます。
また、「すべて」のタブをクリックすると春夏秋冬すべての浮世絵が表示されます。これを見ると、北部の王子周辺や隅田川沿いに名所が多いことがわかります。王子や隅田川沿いは江戸の人気スポットだったのでしょう。
2つ目は、Web AppBuilder for ArcGIS を使用したストーリーマップです。Web AppBuilder for ArcGIS は、コーディング不要で、使用するマップ、ウィジェット、デザインを選ぶだけで、モバイルやタブレットでも利用できる HTML/JavaScript ベースの Web アプリを作成できます。
以下の画像をクリックすると、マップを閲覧できます。
ポイントの色は各浮世絵の季節を表しており、ポイントをクリックすると、それぞれの浮世絵をポップアップで見ることができます。
左にある、アイコンをクリックし、スワイプするレイヤーに「江戸古地図」を選択すると、古地図と現代の地図とをスワイプして比較しながら見ることができます。
古地図自体を非表示にしたい場合は、[レイヤー リスト] アイコンをクリックし、「江戸古地図」チェック ボックスをオフにすると、非表示にすることができます。
古地図と浮世絵と現代の地図を見比べてみると、新しい発見があるかもしれません。
余談になりますが、左下の写真は、昨年 5 月の始めに亀戸天神で撮影したものです。このように、浮世絵の描かれた江戸時代と現代で同じ風景が見られる場所、まったく変わってしまった場所が混在しているというのが、東京という街の 1 つの魅力かもしれませんね。
この 2 つのストーリー マップは、スマートフォンなどのモバイル デバイスでも見ることができます。皆さんもストーリー マップを片手に東京を散歩してみてはいかがでしょうか?
■関連リンク
・ArcGIS Online
・Esri Story Maps
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