CG 業界の新常識 !? 映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」の裏側

皆様は、「ALWAYS 三丁目の夕日’64」という映画をご存知でしょうか。

高度経済成長期の東京を舞台に、心温まる人情を描いた山崎貴監督の『ALWAYS』シリーズの映画の第 3 弾です。

2012 年に公開されたこちらの作品は、シリーズで初めての 3D 映画として話題を呼びました。

大人気シリーズの映画ともあり、実際にご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、こちらの映画で使用された昭和 30 年代の東京の街並みの作成に、実は ArcGIS 製品が使用されていたことをご存知でしたか?

「ALWAYS 三丁目の夕日 ’64」に登場する東京の景観

街並みの CG を作成したのは株式会社白組 (1974 年設立) で、映画や TV 番組の企画制作、TV CM のアニメーション・VFX (Visual Effects) の企画製作を主な事業とする会社です。

最近では「STAND BY ME ドラえもん2」などの映画や、ゲーム「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」の CG など、様々な作品を送り出しています。

街並みの作成に使用された製品は ArcGIS CityEngine (作成当時は Esri CityEngine) です。数多くある街並みを作成するソフトから ArcGIS CityEngine を選んだ理由として、街並みを作成した後の変更に柔軟に対応できるという点が挙げられています。

例えば、道路の形状をを変更した時に、他のソフトでは手動で沿道の建物の位置を修正する必要がある一方、ArcGIS CityEngine では自動で修正されるため、コストをかけずに迅速な対応が行えます。

ArcGIS CityEngine の画面

実際に作業を担当された株式会社白組の高橋 正紀氏は、「『街を作るときは、アレ (ArcGIS CityEngine) が無いとね』というような存在で広まる可能性があると思います。」と語っています。

GIS ソフトは一般的に情報の可視化や解析に使われることが多いですが、このように分野によって様々な使い方があり、たくさんの可能性を秘めているソフトです。

もしかしたら今後、高橋氏が仰っているように、CG 業界で ArcGIS CityEngine が標準ツールとして使われるようになる日が来るかもしれません。

ArcGIS CityEngine で作成された昭和 30 年代の街並み

皆様も映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」を、今度は背景に注目してご覧になってみてはいかがでしょうか。

なお、こちらの事例は弊社 HP「事例」欄に掲載されておりますので、事例について詳しくは「映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」で昭和30年代の東京の街並みをリアルに再現」のページをご覧ください。

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