「クラウド化するGIS」 – ArcGISのクラウドコンピューティング対応

■「クラウドコンピューティング」が大流行

クラウドコンピューティング」という言葉は Google 社のエリック・シュミット CEO が 2006 年に初めて提唱したと言われておりますが、実際に大きなムーヴメントとなったのは 2008 年頃からでしょう。

ことに 2009 年から現在にかけては、IT 業界のどちらを向いても「クラウド」という文字が踊っているという状況で、業界全体が「この波に乗り遅れるな!」といったところでしょう

■さて、ArcGIS は?

先月、5 月 12 日から 14 日まで、東京ビッグサイトにおいて「第 1 回クラウドコンピューティング EXPO」という展示会が開催されました。ESRIジャパンもここに出展し、予想を大きく上回る多数のお客様にブースへお越しいただきました。

ブース対応の中で、「ArcGIS ってクラウドには対応しているの?」というご質問を多く頂きましたが、実は「既に」どころか、かなり前から ArcGIS はクラウドコンピューティングによるサービスをご提供しているのです。

ArcGIS Online」というオンラインサービスをご存知、またはご利用になられている方はたくさんいらっしゃると思いますが、あれはクラウドによる無料のマップ配信やコンテンツ共有機能をご提供するサービスです。

また、「ArcGIS API for Flex」や「ArcGIS API for Microsoft Silverlight/WPF」といったリッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)開発のための API 群も、クラウド上でアプリケーション開発者の皆様へ API をご提供するサービスです。これはクラウドコンピューティングにおけるサービスモデル、言えば、PaaS(Platform as a Service)ということになりますね。

■今後はどうなる?

ArcGIS のクラウドコンピューティング対応はこれで終わりではありません。6 月 2 日から 4 日まで東京ミッドタウンで開催する「第 6 回 GISコミュニティフォーラム」では、以下のキーワードを用いて、これからの「ArcGIS のクラウドコンピューティング対応」をご紹介してまいります。

・ArcGIS.com

・ArcGIS Server on Amazon

・ArcGIS for iPhone

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いかがですか?これらのキーワードの意味するところをお知りになりたい方は、ぜひこのページから GISコミュニティフォーラムへご登録いただき、下記の各セッションへご参加ください。

■基調講演

6 月 4 日(金) 11:40~12:10「ArcGIS for iPhone のご紹介」

■ソリューションワークショップ

6 月 3 日(木) 15:45~17:45「戦略決断のためのビジネス GIS」

講演 3:「ArcGIS for iPhoneのご紹介」

■テクニカルワークショップ

6 月 4 日(金) 15:15~16:30「データ製品を活用しよう!~ローカル利用からクラウドまで~(概要編)データ製品を活用しよう!~ローカル利用からクラウドまで~(実践編)」

6 月 4 日(金) 16:45~17:15「Esri のクラウドコンピューティング戦略 ~今すぐ使える ArcGIS Online とこれから~」

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