先進の 3D 都市モデリング&デザイン ソフトウェア Esri CityEngine 2012.1 をリリースいたしました!
新バージョンには、スマートな 3D 都市モデルをさらに容易に作成できるような新機能が多数追加されています。
新バージョンでは、GIS、都市計画およびエンターテインメントにおいてキーとなるいくつかのワークフローに焦点を当てました。例えば、Esri のクラウド プラットフォームである ArcGIS Online 上で 3D 都市シーンを共有するシームレスなソリューションや建物の 3D 編集を行う直感的なツール、さらにはより良い都市デザインのためのユニークで新しい技術を導入しました。また、ArcGIS との連携が強化され、大規模な 3D 都市モデルをより効率的に取り扱うことが可能になりました。
CityEngine 2012.1 の主な新機能
3D 都市シーンのブラウザでの共有 – 3D 都市シーンを直接 Web に公開し、解析結果やデザイン提案を意思決定者や一般市民と共有することができます。WebGL 技術に基づいているため、ほとんどのブラウザではプラグインなしで閲覧できます。
マルチパッチモデルの直感的な編集ツール – 3D 建物モデルのスケッチやテクスチャリングが簡単にできる編集ツールです。出来上がった 3D ジオメトリはファイル ジオデータベースに戻して効率的に管理することも可能です。
都市計画ゾーニング規制の 3D 可視化機能 – ゾーニング規制とは、建物の大きさや用途、密度について(都市ごとに)テキストベースで記述された規定です。都市のイメージや成長、開発、投資を定義するための主要ツールですが、多くの場合、一般市民や出資者にとって理解しにくいものとなっています。CityEngine 2012.1 では、ゾーニング規制を3Dで定義、可視化、解析および保存することが可能になりました。
ArcGIS との連携強化 – CityEngine 2012.1 は Esri ファイル ジオデータベース(テクスチャ付きマルチパッチ含む)とシェープファイルを完全にサポートし、これによりユーザは任意の属性が付いた土地区画や建物フットプリント、あるいは道路ネットワークを構築するためのラインといったすべての地理空間ベクタデータをインポート/エクスポートできるようになりました。また上で紹介したように ArcGIS Online への 3D 都市シーンの公開も非常に簡単に行えるようになりました。
カスタムレポートを瞬時に生成 – カスタムレポートがルールに基づいてリアルタイムに生成され、都市デザインを解析するための延べ床面積(GFA)や容積率(FAR)のような数値を自動的に計算することが可能です。
建物画像の遠近補正と切り出しツール – 直感的かつ効率的なツールを使用して、地上で撮影した建物の写真から、遠近の補正および必要な範囲の切り出しを行ったファサード テクスチャを 1 ステップで作成することが出来ます。
道路作図とネットワーク分析ツールの改善 – 道路の作図は新しい編集ツールにより大きく改善されています。道路ネットワークが作成されると、ネットワークの状態が全体および局所的な統合性や中間中心性が計算されることにより分析されます。各道路に対してこれら 3 つの値が計算され、オブジェクト属性として格納されます。
サンプルデータセットおよびルールの追加 – CityEngine Resource Center に新しいサンプルデータセットやルールが追加されています。
ライセンスの統合管理 – CityEngine のライセンスは新バージョンから ArcGIS License Administrator を使った形態になり、ArcGIS10.1 とは統合的に管理することが可能になりました。
機能詳細やトライアル版については、新しくなった ESRIジャパン ウェブサイトの Esri CityEngine 製品ページを是非ご覧ください!
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・Esri CityEngine 始めました