ArcGIS API for Python バージョン 1.9.0 の国内サポートを開始しました!

2021 年 8 月 26 日付で ArcGIS API for Python のバージョン 1.9.0 の国内サポートを開始しました。本稿ではアップデートされた主な内容をご紹介いたします。

アップデートされた主な内容

マップ ウィジェットで ArcGIS API for JavaScript 4.19 の使用

マップ ウィジェットが ArcGIS API for JavaScript 4.19 を使用するように更新されました。

アイテムの使用状況の詳細を表示

アイテムの使用状況を表示する usage() メソッドが強化され、日付範囲を指定した値で検索できるようになりました。

ユーザー招待の強化

InvitationManager クラスに manage_invitations() メソッドが追加され、ユーザーが invitationId による招待の承認または拒否ができるようになりました。

アイテムのクローンの強化

clone_items() メソッドに preserve_item_id パラメーターが追加され、クローン先の組織が ArcGIS Enterprise 10.9 以降を使用している場合に item_id を維持できるようになりました。

ノートブックのスケジュールを確認

AGOLAdminManager クラスに scheduled_tasks() メソッドが追加され、ArcGIS Online のノートブックでスケジュールされたタスクを確認できるようになりました。

FeatureLayer クラスの強化

append() メソッドが非同期処理を実行できるようになりました。また、edit_features() メソッドの adds パラメーターに Feature オブジェクトのリストを入力できるようになりました。

SpatioTemporal Asset Catalogs のサポート

raster モジュールSpatioTemporal Asset Catalogs (STAC) をサポートするようになりました。from_stac_item() メソッドや、from_stac_catalog() メソッドなどで、STAC アイテムから Raster オブジェクトや RasterCollection オブジェクトを作成できるようになりました。

その他にも機能の更新や不具合の修正等が行われています。

新機能や不具合修正等の詳細は、「リリース ノート」(英語) をご参照ください。

また、ガイドサンプルなどのドキュメントも追加、更新されていますので併せてご参照ください。

■関連リンク

ESRIジャパン Web サイト:

ArcGIS API for Python
ArcGIS Developer 開発リソース集
ArcGIS API for Python

米国 Esri 社 Web サイト:

ArcGIS API for Python
Release Notes
API Reference