Web AppBuilder for ArcGIS(Developer Edition)バージョン 1.2 をリリースしました!

Web AppBuilder for ArcGIS(Developer Edition)の最新バージョン 1.2 をリリースしました。今回のバージョンアップでは、新しいテーマが追加されデザイン性が向上したほか、機能面においてもサマリーやインシデント解析などのいくつかのウィジェットが加わりました。以下では、本バージョンにおける新機能、機能拡張の一部をご紹介します。

テーマの追加
アプリケーションのデザインを決めるテーマに新しく 5 つのテーマ(ビルボード、ボックス、ダート、ジュエリー ボックス、ローンチパッド)が加わりました。

Themes_2

また、既存の折りたたみ可能なテーマとタブ テーマのレスポンシブ デザインも向上し、デザイン性に富んだ、より使いやすいアプリケーションを作成できます。

ウィジェットの追加
・ストリーム ウィジェット
リアルタイム データを配信するストリーム サービスを表示・操作するためのストリーム ウィジェットが追加されました。ストリーム サービスへの接続を操作できるほか、属性/空間フィルターなども設定できます。

Streamlayer_2

・サマリー ウィジェット
サマリー ウィジェットは画面に表示されているフィーチャ数をカウントし、フィーチャに含まれる数値データを集約するウィジェットです。数値データの合計、平均、最大、最小の値を計算し、パネルに表示します。また、属性フィルターを設定できるため、集約するフィーチャを絞ることができます。
※ Internet Explorer 8 はサポートしておりません。

Summary_2

・インシデント解析ウィジェット
マップ上の任意の地点をインシデントとして設定し、インシデント付近のフィーチャを解析するインシデント解析ウィジェットが追加されました。インシデントを設定するとバッファーが作成され、バッファー内にあるフィーチャの解析が行われます。インシデントからフィーチャまでの距離を分析し、インシデントにもっとも近いフィーチャを特定したり、指定したフィーチャまでのルートを検索したりすることが可能です。

Incident_2

・GeoLookup ウィジェット(ベータ版)
GeoLookup ウィジェットは位置情報を持つ CSV データをポイント データとしてマップにプロットし、マップ上のポリゴン データと結合する機能を提供します。ポリゴン内にあるポイントは赤、ポリゴン外にあるポイントは青で表示されます。新たに CSV データのレイヤーを作成することなく、アプリケーション上で簡単にデータをプロットし、ポリゴンとマッチングすることが可能になります。
※ ベータ版は試用を目的とした公開であり正式なリリースではありませんので、機能あるいはパフォーマンスについての保証はされておりません。

Geolookup_2

■関連リンク
ESRIジャパン Web サイト:
Web AppBuilder for ArcGIS(Developer Edition)

Esri 社(米国)Web サイト:
Web AppBuilder for ArcGIS(Developer Edition)

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