無償で使える災害予測に役立つデータ

国土数値情報 災害情報

ArcGIS Online を利用すると災害予測に役立つ被害想定データや、リアルタイム データをすぐに使うことができます。ArcGIS Online のアカウントなしでも利用できるデータもありますので、ぜひご活用ください。

Living Atlas

リアルタイム データ

① 台風のデータ (Active Hurricanes)

現在、世界中で発生している台風の経路と進路予測を ArcGIS Online 上で閲覧することができます。台風データは Esri (データソースは米国の National Hurricane Center および Joint Typhoon Warning Center) から提供され、常に最新情報を確認することができます。下記は 2018 年台風 21 号が日本に上陸する前に閲覧した際の画像です。

① 台風のデータ (Active Hurricanes)

② 地震のデータ (Recent Earthquakes)

地震も Esri (データソースは米国 USGS) が世界中の地震データをリアルタイムで提供しています。

② 地震のデータ (Recent Earthquakes)

レイヤーの属性情報を基にフィルターをかけたり解析に使ったりすることもできます。下記の画像は、過去 1 ヶ月以内 (2018 年 8 月) に世界でマグニチュード 5 以上の地震の震源地でフィルターした結果です。

フィルター設定による地震分布

利用するには?

  1. ArcGIS Online アカウントでサイン インし、マップを開きます。
  2. [追加] → [Living Atlas レイヤーの参照] をクリックして「hurricane」や「earthquake」とキーワードを入力して検索します。
  3. 検索結果から該当のレイヤーの ⊕ をクリックするとマップにレイヤーが追加されます。

地震データの利用方法

また ESRIジャパンでは、ベータ版として降水強度の予測を表す「降水ナウキャスト (5分)」と土砂災害発生の危険度を表す「土砂災害警戒判定メッシュ情報」を配信しています (利用には、ArcGIS Online アカウントが必要です)。

予測データ

① 首都直下被害想定

将来かなりの確率で起こるといわれている首都直下型地震ですが、内閣府の検討会が提供しているデータを GIS データ化し、ESRIジャパンが公開しています。データは想定されてる地震別に震度や液状化、津波浸水深を提供しています (アカウントなしで閲覧できます)。

首都直下被害想定

② 南海トラフ巨大地震の被害想定

東海地震、東南海地震、南海地震の 3 つの震源域が連動して揺れることを南海トラフ巨大地震と言われています。こちらも内閣府の検討会のデータを GIS データ化し ESRIジャパンが公開しています (アカウントなしで閲覧できます)。

② 南海トラフ巨大地震の被害想定

③ 国土数値情報 災害情報

国土数値情報が提供している土砂災害危険箇所、土砂災害危険ライン、土石流、地すべり、急傾斜地の崩壊、浸水想定区域を ArcGIS Online で配信しています (アカウントなしで閲覧できます)。

国土数値情報 災害情報

利用するには?

  1. www.arcgis.com にアクセスし、マップを開きます。
  2. 画面右上の [マップの変更] をクリックし、
  3. [追加] → [Living Atlas レイヤーの参照] をクリックして「首都直下」や「南海トラフ」、「災害情報」とキーワードを入力して検索します。
  4. 検索結果から該当のレイヤーの ⊕ をクリックするとマップにレイヤーが追加されます。

予測データの追加

地理院タイル

国土地理院が提供する 1,400 以上の地理院タイルを閲覧することもできます。キーワード検索で、災害や地震、洪水、土砂崩れの地理院タイルを探すことができます (アカウントなしで閲覧できます)。

地理院タイル

利用するには?

  1. www.arcgis.com にアクセスし、マップを開きます。
  2. 画面右上の [マップの変更] をクリックし、
  3. [追加] → [レイヤーの検索] をクリックします。
  4. 検索先のプルダウンで [ArcGIS Online] を選択します。
  5. 「地理院 災害」や「地理院 豪雨」などキーワードを入力して検索します。
  6. 検索結果から該当のレイヤーの ⊕ をクリックするとマップにレイヤーが追加されます。

地理院タイルの追加

他にも Living Atlas で世界中の様々な分野のデータをご用意していますので、気になる方はチェックしてみてください。

■関連リンク
ArcGIS Online 製品ページ
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