以前のブログ「Drone2Map for ArcGIS 1.3.1 をリリースしました」で、Drone2Map for ArcGIS で 3D データの一つである点群データを自動でクラス分類することができるとご紹介しました。では、自動点群クラス分類を行うとどのようなメリットがあるか、そのメリットをご紹介します。
まずは、Drone2Map でどのように自動点群クラス分類を行うことができるか紹介します。
目次
Drone2Map での自動点群クラス分類
手順はとても簡単、処理パラメーターのチェックボックスをオンにするだけ!
1.Drone2Map を起動し、新規プロジェクトを作成後、または既成のプロジェクトを開いて [HOME] タブの [Processing Options] をクリックします。
2.[3D Products] タブのチェックボックスがオンになっていることを確認し、[Create Point Clouds] の下にある [LAS] と [Settings] の [Classify] のチェックボックスをオンにします。
あとは処理を開始!これだけで点群クラス分類を行うことができます。
- 処理結果
自動点群クラス分類の良いポイントは?
次に、点群クラス分類を行うとどのようなメリットがあるかご紹介します。
1. DTM (数値地形モデル) の精度が向上!
Drone2Map では、DTM を作成することができ、DTM を作成する際に点群データのクラス分類を一緒に行うと、DSM (数値表層モデル) からどの地物を取り除けばよいかの判断を助け、DTM の精度を向上させることができます。ですので、点群データを出力しない場合でも、クラス分類を行うことをお勧めします。
- DTM の出力結果
2. 地物抽出が楽に!
ArcGIS Desktop 製品で利用できるエクステンション製品の一つ LIDAR ANALYST を使うと、点群データから簡単に地物の抽出が行えます。その際にクラス分類情報を適用させると、地物抽出の精度を向上させることができます。
- 建物抽出結果
いかがでしたか?
昨今、点群データ活用の注目度が上がってきていますが、Drone2Map for ArcGIS や LIDAR ANALYST があれば、ドローンなどで撮影した画像データから簡単に点群データを作成・処理することができ、さらにそこから欲しい地物だけを抽出することができ、作業を効率良く進められます。是非活用しましょう!
気になる…使ってみたい…!
試しに使ってみたいと思われた方のために、トライアル版をご用意しています。
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*点群データの表示には、ArcGIS Desktop 製品をご利用ください。