過去の台風データを公開しました

8 月、9 月と各地で台風が大きな被害をもたらしていますが、NOAA が公開している過去の台風データから日本に上陸した台風のみ抽出、加工し ArcGIS Online で公開しました。公開したサービスは以下の 3 つです。

IBTrACS_v4_japan_p: 3 時間ごとの台風のポイント データ

IBTrACS_v4_japan_time: 3 時間ごとの台風のライン データ

IBTrACS_v4_japan: IBTrACS_v4_japan_time を台風ごとにまとめたデータ

これらのサービスを利用し、台風が通過した回数が多い市区町村を調べてみたところ、下図のようになりました。市区町村データはこちらのブログで紹介した Living Atlas のデータを使用しました。

次に、2017 年 9 月に日本に襲来した台風 18 号のみを抽出・加工し、属性情報から暴風域と強風域を表示してみました。

この台風は「く」の字に曲がっています。データには台風の方向の情報も含まれているので、ちょうど曲がったところを矢印で表示してみました。

データは 1884 年からありますので、過去と現在の台風の傾向を調べたり、皆さんがお住まいの地域で過去どのくらいの規模の台風が通過したのかなど確認したりすることができます (※すべての台風に属性情報が入っているわけではありません。値が Null の情報もあります。)。

本日 9 月 26 日は台風襲来の日です。台風襲来の回数が多く、大きな被害をもたらした台風が襲来していることからこの日になったそうです。今月上旬も、関東を襲った大型の台風により大きな被害がありました。被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。ESRIジャパンでは、被災された自治体の一日も早い復旧・復興に向け、各種支援を行っております。

■関連リンク
防災GISソリューション
・事例: 被災者生活再建支援システムによる迅速で公正公平な被害者支援

フォローする