現地調査アプリである Collector for ArcGIS (以下 Collector) の iOS 版が 1 月 7 日に 20.1.0 へアップデートされました。本バージョンでの主な新機能をご紹介します。
スナップ機能
新しいフィーチャを作成する時や既存のフィーチャの位置を更新するときに、ポイント、ライン、ポリゴンの頂点にスナップする機能が新しく追加されました。
スナップの機能を有効にするには、[プロファイル] → [スナップ] で設定を行うことができます。
[最近使用した値] 機能
ある調査結果を送信後、異なる調査の入力画面で [最近使用した値] をタップすると、最近入力した内容が最大 3 つ表示されるようになりました。同じ結果を入力したい場合、キーボードを打つ手間を減らし、簡素化できます。
複数フィーチャの属性一括更新
未入力のレコードの更新を行う場合、マップ上のフィーチャを複数選択して、あるフィールドの属性を一括で更新できるようになりました。
拡大鏡の表示
ピンをドロップするときに、拡大鏡を利用できるようになりました。
コードのスキャン
ArcGIS Enterprise を使用して Collector にサインインする場合、ポータルの URL を入力する必要がありましたが、 [スキャン コード] から QR コード・バーコードをスキャンして URL を入力することができるようになりました。
Tracker for ArcGIS のトラックの表示
Tracker※ で取得した位置情報を Collector で表示できるようになりました。[レイヤー] ボタンをタップすると、Tracker で取得したトラッキング レイヤーが [My Tracks] として表示され、オン/オフで表示を切り替えることができます。オフライン環境でも利用でき、デバイスに保存されているトラックを表示できます。
※ Tracker for ArcGIS は未サポート製品です。
その他の新機能の詳細は、Collector のヘルプをご参照ください。