64-bit デスクトップ GIS である ArcGIS Pro 2.5 を 3 月 12 日にリリースしました。
ArcGIS Pro 2.5 では、マッピング、解析、データ管理などで、多くの新しい機能が追加されました。ここでは、新機能をハイライトでご紹介します。
マッピング
マップ上に複数の数値属性を棒グラフや円グラフで表示できるチャート シンボルが追加され、それぞれの属性の関係をわかりやすく表示することができます。
BIM/CIM データの取り扱いの改良
Autodesk Revit 2020 形式のデータに対応し、BIM データを GIS データとしてインポートして利用する際に便利なツールが追加されました。専門分野ごとにではなく、一括でデータをインポートすることができます。インポートすることで、3D GIS 解析にも利用することが可能です。
ビッグデータ分析ツールの拡充
ビッグデータ分析のための GeoAnalytics Desktop ツール (要 Advanced ライセンス) に、高度な空間解析が行えるツールが追加されました。滞在時間を可視化したり、高度な回帰分析を行うことができます。
ネットワーク データセットの作成
Network Analyst において、新しいネットワークデータセットの作成、編集が可能になりました。独自の道路網を作成して解析を行うことができます。
その他、ユーザーからリクエストの多かった機能の実装や、新しい解析ツールが追加されています。その他の新機能の詳細は Web ヘルプをご参照ください。また、本ブログでも、いくつかピックアップしてご紹介します。
ArcGIS Pro は従来のアプリケーション「ArcMap」と並行して利用することができます。使いはじめたい場合は「はじめての ArcGIS Pro」(サポート サイトへのログインが必要です) をご参照ください。ArcGIS Pro をお持ちでない場合は、トライアル版でお試しいただけます。