2020 年 3 月 5 日付で ArcGIS API for Python の最新バージョン 1.7.1※ の国内サポートを開始しました。本稿ではアップデートされた主な内容をご紹介いたします。
※米国 Esri 社は 3 月 5 日にバージョン 1.8 をリリースしましたが、現在国内でサポートするバージョンは 1.7.1 です。
アップデートされた主な内容
arcgis.learn モジュールに DeepLab クラスを追加
セマンティック セグメンテーションと呼ばれるピクセル単位で物体を認識・分類する手法に対応した DeepLab クラスが追加されました。
DeepLab を用いたセマンティック セグメンテーション
(出典: DEEPLABV3-RESNET101)
UnetClassifier クラスに accuracy メソッドを追加
衛星画像等を U-net と呼ばれるディープ ラーニングの手法を用いて分類する UnetClassifier クラスにモデルの精度を評価する accuracy メソッドが追加されました。
また、UnetClassifier クラスを用いた新しいサンプル ノートブックも追加されました。
UnetClassifier クラスを用いた画像分類
(サンプル ノートブック: Extracting Slums from Satellite Imagery)
マルチスペクトル画像のサポート強化
以下の 5 つのクラスでマルチスペクトル画像がサポートされました。
・FeatureClassifier クラス
・SingleShotDetector クラス
・RetinaNet クラス
・PSPNetClassifier クラス
・MaskRCNN クラス
その他の機能拡張/不具合修正情報
その他の新機能や機能拡張、既知の制限事項等の詳細は「リリース ノート」(英語) をご参照ください。
■関連リンク
ESRIジャパン Web サイト:
米国 Esri 社 Web サイト: