更新記事はこちら → GIS 初心者が ArcGIS Pro と ArcGIS Online の使い方を学ぶ 4 つの方法 (2024 年春版)（2024 年 04 月 02 日）
新しい職場や研究室で GIS を使い始めたみなさん、テレワークが多くなったみなさんに特報です！今回は、自宅で ArcGIS Pro の使い方を学ぶ方法を 3 つご紹介いたします。
動画をみる
まず 1 つ目は動画です。弊社のトレーニング ページに「ArcGIS 操作ムービー」ページがあるのはご存じでしたでしょうか？このページでは、弊社の YouTube チャネルで公開しているムービーをカテゴリにわけて、ご紹介しております。ArcGIS Pro をはじめとする様々な製品の操作について、1 分 ~ 5 分程度でわかりやすく解説しています。動画はスマートフォンやタブレットからでも見ることができ、いつでもどこでも ArcGIS Pro を学習していただけます。
今回は、初めて ArcGIS Pro を学ぶ方へ、「ArcGIS 操作ムービー」ページにあるムービーを厳選してご紹介します！
- はじめに： ArcGIS Pro の起動と保存
- 基本操作： ArcGIS Pro でデータの追加と削除
- 座標系と投影法： ArcGIS Pro でマップに設定されている座標系の確認と変更
- データの表現：シンボルの設定
- データの選択・検索： ArcGIS Pro でデータ間の位置関係からデータを選択
- 空間データ処理： ArcGIS Pro でポリゴンの属性情報を指定した範囲に按分
- データの作成・編集：フィーチャの作成と編集
- データの処理： ジオプロセシング ツール
自習用コンテンツ
2 つ目は自習用コンテンツです。データつきの自習用コンテンツを使って ArcGIS Pro を学ぶことができます。自分のペースで学習したい人におすすめです！
実際のデータと詳しい説明つきのテキストを使って、ArcGIS Pro の基本的な使い方を学べます（このワークブックをダウンロードするには、Esri 製品サポート サイトのログイン アカウントとパスワードが必要です）。
そのほかには、交通ネットワークに基づいた空間解析を行うことができる ArcGIS Network Analyst エクステンション製品のチュートリアルは、ArcGIS Pro ヘルプ ページからご覧いただくことが可能です。
(2) Learn ArcGIS
開発元である米国 Esri 社が提供している、無償の自主学習コンテンツ サイトです。実践的なテーマをもとにした課題解決型の学習コンテンツです。データも付属されているので、対象製品をお持ちであればすぐにレッスンに取り組めます。
ArcGIS Pro のコンテンツも多数あります。Learn ArcGIS のレッスン ギャラリーにアクセスし、[すべてのプロダクト（下記画像の赤枠で囲んである箇所）] のドロップダウン リストから「ArcGIS Pro」を選択すると、ArcGIS Pro 用のコンテンツが表示されます。
書籍
3 つ目は書籍です。ArcGIS Pro を学ぶための書籍が出版されています。お手元に 1 冊置いておくと便利なものばかりです！
「～をしたい」という目的を示したタイトルから、必要な操作が調べられる逆引きガイドです。ArcGIS Pro でちょっと困ったときにすぐに調べ、目的のトピックだけを読み、操作できるので大変便利な操作ガイドです。PDF 形式で約 300 ページ以上ある大ボリュームのガイドを無償で提供しております。
(2) 経済・政策分析のためのGIS入門
ArcGIS Pro の実践的な使い方が学べる本です。ArcGIS Pro の基本操作、GIS オープンデータの活用方法、空間統計ツールの活用方法について解説されており、GIS 初心者から経験者まで役に立つでしょう。古今書院のホームページから演習データをダウンロードでき、実際に操作しながら ArcGIS Pro の操作を身に付けることができます。
(3) 五訂版 GIS と地理空間情報 ArcGIS 10.7 と ArcGIS Pro 2.3 の活用
ArcGIS Pro の実践的な使い方が学べる本です。ArcGIS Pro の基本操作が解説されているだけではなく、ModelBuilder や衛星画像の利用といった応用的な内容も解説されていますので、GIS 初心者から経験者まで役に立つとても有益な一冊です。また、演習も無料でダウンロードできるデータが事例として解説されているので、オープンデータの活用、そして、ArcGIS Pro の操作を身に付けることができます。
最後に
この記事では ArcGIS Pro の使い方を学ぶ方法を 3 つご紹介させていただきました。みなさんに合う方法は見つかりましたでしょうか？少しでもみなさんの業務や研究にお役立ちできていれば幸いです！