ArcGIS Apps の一つである Survey123 を利用すると、ArcGIS Online のアカウントを持たないユーザーからのデータの収集が可能です。具体的には、Survey123 で作成した調査を「すべての人に公開」する、ということですが、匿名のユーザーでも調査票での入力が可能になる、組織内外から広くデータを収集できるという大きな利点がある反面、データの設定が適切でない場合は、収集した結果が意図せずすべての人に見られてしまう、という可能性があります。もし、収集するデータがデリケートな情報やプライバシーにかかわるものである場合、調査のデータの設定が適切かどうか、下記のツールとドキュメントを参考に、確認いただくことを推奨いたします。
ドキュメント「Survey123 で取得した結果のアクセス制限」の参照
本ドキュメントは米国 Esri が作成した内容を日本語化したもので、Survey123 で作成し一般公開している調査に関連するデータの設定のベストプラクティスとワークフローが記載されています。調査を一般公開される際は、ぜひご一読ください。
ArcGIS Online ドキュメントページ
・Survey123 で取得した結果のアクセス制限
ArcGIS Online Security Advisor ツールの利用
ArcGIS Online Security Advisor の [Public Survey123 Check] ツールを使用すると、組織に存在するすべての調査それぞれに関連するレイヤーの設定や共有の状況を確認することができます。上記のドキュメント内の「一般公開されている調査レイヤーの特定方法」の章に利用方法を記載していますので、併せてご利用ください。
ArcGIS Online Security Advisor
調査の中には、結果を公開しているものもありますが、調査データを一般公開することが必ずしもセキュリティ上の問題がないとは限らないため、すべての組織は状況を評価し、データのセキュリティに関する設定を変更すべきかどうかを確認する必要があります。
時間をかけてセキュリティ設定を確認し、調査データに許可されているアクセスのレベルを再度ご確認ください。これらのベストプラクティスの実装についてご質問がある場合は、技術サポートまでお問い合わせください。
■関連リンク