2021 年 2 月 10 日 にリリースされた ArcGIS Pro 2.7 では、編集機能にもたくさんの新しいツールが追加され、また既存の機能でも使い勝手が向上するさまざまな機能改善が行われています。今回はそのような中から編集ツールに追加された主なツールを 3 つご紹介します。
ルート (リニア リファレンス)
M 値を持つライン データに対して、M 値の計算やキャリブレーションが可能なツールが 3 つ 追加されました。下図はその内の一つである [ルート作成] ツールです。フィーチャを選択して、ルート フィーチャの頂点の M 値に指定の値 (今回は 0 から 100 までの値) を割り当てています。
その他の [ルートのキャリブレーション] および [ライン部分の定義] ツールは M 値を編集するツールです。
測地線の構築
測地線を構築するツールが登場しました。ライン テンプレートを準備し、2 箇所の座標値を指定すると、測地線が生成されます。下図は東京成田国際空港とアメリカ ロサンゼルス国際空港を拠点として測地線を構築した結果です。
配列
選択フィーチャを元に、複製する個数やオフセットを指定して行 (東西)、列 (南北)、レベル (垂直) 方向にフィーチャをコピーできます。レベル方向に複製する場合はフィーチャは Z 値対応である必要があります。
その他の新機能については、ArcGIS Pro 2.7 の新機能 Web ヘルプをご覧ください。
3 月 10 日 (水) には「ArcGIS Pro 2.7 新機能ハイライト ~ ArcGIS 活用ウェビナー ~」を開催します。ArcGIS Pro 2.7 の新機能についてデモンストレーションを交えてご紹介します。お申込の上、是非ご参加ください。
■関連リンク
・ArcGIS Pro 2.7 新機能:マッピング & ビジュアライゼーション
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