ArcGIS Excalibur の機能紹介シリーズ第2弾
本日は、前回ご紹介した画像カタログ検索で検出した画像を表示、操作する機能についてご紹介します。
画像カタログで使用する画像を見つけたら、画像活用キャンバスで画像を表示し、用意されたツールを使って簡易な画像分析を行うことができます。
画像活用キャンバス
画像活用キャンバスは、Web マップと同様のベースマップを使用して画像を表示します。斜め撮影された画像(センサーモデル付き画像)がある場合は画像座標系を使った表示(画像フォーカス ビュー)にすることができます。これにより建物などのフィーチャを自然な状態で観測することができるようになります。画像フォーカス ビューでは画像のメタデータを表示したり、回転させたりすることもできます。他にも画像メタデータ テーブルでキャンバスに追加している画像の一覧や画像情報を確認することもできます。
ツール パネル
画像活用キャンバスでは、画像分析や観測のためにいくつかのツールを使用することができます。ツールには、表示、活用、エクスポートの機能があり、表示ツールには画像分析のベースとなる画像レンダリングに対応した機能や2つの画像を比較表示するための機能があります。活用ツールには、画像判読時に活用できる描画、計測といった機能があります。エクスポート ツールでは、分析後の結果をパワーポイント*に出力することができます。
画像処理プロジェクトを作成すると、観測レイヤーを収集できるプロジェクト ツールが追加されます。これは、画像ベースのワークフローを実行する時に役立ちます。
画像処理プロジェクト
例えば、港や船舶の監視といった固定化された作業で決まったフィーチャを収集する必要がある場合、画像処理プロジェクトを作成することで事前に定義した属性を使ってフィーチャを収集することができます。画像処理プロジェクトの詳細については次回のブログでご紹介します。
※エクスポートツールを使用する場合は、お使いのコンピュータに Microsoft PowerPoint がインストールされている必要があります。
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