ArcGIS AppStudio を2022 年 4 月 6 日にリリースしました。この記事では ArcGIS AppStudio の製品の概要についてご紹介します。
目次
ArcGIS AppStudio とは?
ArcGIS AppStudio はネイティブの地図アプリを作成できるノーコード/ローコードツールです。専用のアプリ作成ツールとテンプレートを使用して、ノーコードでAndroid/iOS/Windows/macOS 等に対応したクロスプラットフォーム ネイティブ アプリを作成できます。
ArcGIS AppStudio を導入するメリット
ネイティブ アプリを迅速に作成
ArcGIS AppStudio には地図の利用用途に合わせたテンプレート アプリが多く用意されています。専用のツールを使用して、テンプレートで利用する地図データやアプリ名、アプリのアイコン等を設定し、アプリをノンコーディングで迅速に作成できます。もちろん、作成したアプリは、Google Play や App Store 等のアプリストアで公開できます。
使用する地図データを既に ArcGIS Online や ArcGIS Enterprise で作成されている場合は、数分でネイティブ アプリを作成できます。
クロスプラットフォーム対応
ArcGIS AppStudio で作成されるアプリはクロスプラットフォーム アプリケーション フレームワークである Qt が使用されています。専用ツールで作成したアプリは Android/iOS/Windows/macOS の各プラットフォーム用にワンクリックでビルドできます。各プラットフォーム用にアプリを作成・管理する必要はありません。
コーディングによる機能拡張
Qt(QML/JavaScript)を使用して、ArcGIS AppStudio で提供される各テンプレートの機能を拡張できます。簡単な機能拡張であれば専門の知識がなくても拡張できます。テンプレートを使用せずに一からクロスプラットフォーム対応の地図アプリを開発するツールとしてもご利用いただけます。
その他にもネイティブ地図アプリ開発を支援するためのツールが用意されています。ArcGIS AppStudio の詳細については下記ページをご確認ください。
事例
長野県様では長野県の「県鳥」で、国の特別天然記念物でもあるライチョウの目撃情報を登山者が投稿できる Android/iOS アプリ「ライポス」を ArcGIS AppStudio を使用して作成されました。作成したアプリはアプリストア(Google Play/App Store)で公開されています。ArcGIS AppStudio を採用したことにより、長野県独自ブランドのアプリをコーディングによる機能拡張も含め、わずか数か月でスピード開発・アプリストアに公開できました。長野県様の事例の詳細は下記をご覧ください。
ArcGIS AppStudio を使ってみる
無償の ArcGIS 開発者アカウントを作成すれば、ArcGIS AppStudio をお試しいただけます。※
ArcGIS AppStudio のチュートリアルを体験して、ノーコード クロスプラットフォーム ネイティブ地図アプリを作成する方法を体験してください!
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Web ヘルプやダウンロード、動作要件、チュートリアル、FAQ 等へのリンクを下記にまとめていますので、こちらもあわせてご覧ください。