ArcGIS Online の新しいアプリ Data Pipeline のベータ版の提供を開始しました

2023 年 6 月 14 日 (日本時間 2023 年 6 月 15 日) に、クラウド GIS である ArcGIS Online がアップデートしたことに伴い、外部ソースのデータ接続、データの加工や統合、ワークフローの作成と可視化機能を提供する新しいノーコード/ローコード Web アプリ Data Pipelines (ベータ版) が利用可能となりました。

Data Pipelines とは?

Data Pipelines のアプリでできることを一部簡単にご紹介します。

  • Amazon S3 や Snowflake などの外部データ ストアにあるデータセットや、オープンデータの CSV を URL 経由で接続することができます。

    利用可能な入力用データセットの詳細についてはヘルプをご参照ください。
  • 上記の接続したデータに対し、ArcGIS 側にデータをサービスとして公開する前の加工処理をいくつかのツールを使って実行できます。具体的には、重複を削除したり、特定の値のレコードに絞ったり、複数データを結合することが可能です。

    利用できるツールの一覧は、ヘルプをご参照ください。
  • データ接続やデータの加工や統合のワークフローを、プログラミング不要でドラッグ&ドロップの操作で簡単に作成することができます。作成したワークフローは保存して、再利用することもできます。

利用可能なライセンスと権限

Data Pipelines アプリを利用するには、ArcGIS Online の Creator または GIS Professional ユーザー タイプ ライセンス、および公開者、ファシリテーター、管理者権限を持つユーザーである必要があります。利用可能なライセンスと権限をお持ちであれば、ArcGIS Online のアプリ ランチャーから起動して利用することができます。

クレジット消費について

Data Pipelines は、アプリでワークフローを編集、使用している時間でクレジットを消費します。クレジットは、1 分毎に計算され、1 時間あたり 30 クレジットを消費します。組織のクレジット消費ダッシュボードでは「対話型 Data Pipelines」と分類され、使用した時間と共にクレジット消費を確認できます。

詳細は下記の FAQ をご参照ください。
https://doc.arcgis.com/en/data-pipelines/latest/get-started/faq.htm#anchor3

その他の詳細につきましてはヘルプをご参照ください。

これまで ArcGIS Pro や Notebook を利用する必要があった外部データの接続やデータの加工、処理やワークフローの作成を、Data Pipelines を使うことで特別な操作を必要とせず簡単に行うことができます。クレジット消費に注意しながらご利用いただければ幸いです。

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