Microsoft Teams で利用できる ArcGIS のアドイン アプリ ArcGIS for Teams の国内サポートを 2024 年 2 月 14 日に開始しました。このアドイン アプリは、ArcGIS Online や ArcGIS Enterprise で作成済みのマップやアプリを Microsoft Teams で検索、表示することが可能です。本ブログでは、ArcGIS for Teams の概要と、主な機能についてご紹介します。
目次
ArcGIS for Teams とは?
ArcGIS for Teams は、Web 会議やチャットなどの Microsoft Teams の各種機能と連携して、メンバー同士で ArcGIS のポータル上にあるコンテンツを共有、参照するためのアドイン アプリです。共有したコンテンツを Microsoft Teams 内で表示するためのビューアーも提供され、Microsoft Teams 内で組織のメンバーとの共同作業を効率化するためのツールとして設計されています。
使い始めるには?
Microsoft Teams で ArcGIS for Teams のアプリを追加します。「arcgis」とキーワード検索して表示されるアプリを Microsoft Teams に追加します。
利用に必要なライセンスは?
ArcGIS Online や ArcGIS Enterprise のユーザー タイプ ライセンスでサイン インして利用する方法と、サイン インせずにゲスト ユーザーとして利用する方法があります。ユーザー タイプ ライセンス別に利用可能な機能の詳細は、ArcGIS for Teams のライセンス ページをご参照ください。
アドインの機能
コンテンツの検索
アプリを追加すると、「ArcGIS」というチャット ボットが追加されます。このボットにキーワードを投げかけると、ArcGIS のポータル上のコンテンツを検索することができます。検索結果で利用したいコンテンツを選択し、[ポスト] とクリックすると、カード形式で投稿することができます。
コンテンツの検索機能は、チャネル内のチャットや Web 会議中のメニューで追加できるアプリの ArcGIS ボタンを押すことでも利用できます。普段共同作業するチームのチャネル内で投稿したり、会議に参加しているメンバーにコンテンツをすぐに共有することができます。
Microsoft Teams 内でマップやアプリを表示
検索したコンテンツを、ブラウザーを起動せずに Microsoft Teams 内のビューアーで表示することができます。よく使うマップやアプリを作業するチャネルのタブに表示しておくことができたりと、Microsoft Teams の画面を離れず操作することができます。
ArcGIS for Teams を使うことで、作成したコンテンツへのアクセスが簡単になります。Microsoft Teams をお使いで、ArcGIS Online や Enterprise でも作業をされているという方は、両者をつなげる ArcGIS for Teams をぜひ使ってみて下さい。