調査票形式の現地調査アプリである ArcGIS Survey123 のバージョン 3.20 を 6 月 26 日 (米国時間) にリリースしました。主な新機能を本ブログでご紹介します。
目次
Survey123 Web サイト & Web アプリ
新しい質問タイプ
位置リスト
マップを使用せず、ドロップダウン リストから位置を取得できる [位置リスト] 質問タイプが追加されました。
設定したフィーチャ レイヤーに対応する位置やジオメトリが調査結果として送信されます。フィーチャ レイヤーには、ポイント、ライン、ポリゴン フィーチャを設定可能です。[編集] タブの [選択] セクションの [編集] で、対応するフィーチャ レイヤーとフィールドを選択して設定します。
例えば、店舗や設備など、すでに位置が決まっている対象について調査する場合に設定しておくと、リストを選択するだけで、マップを開かなくても正確な位置を参照して登録することができます。
バーコード
バーコードを読み取るための [バーコード] 質問タイプが追加されました。Survey123 Connect で以前から対応していた barcode の質問タイプを、Web デザイナーでも調査票に追加できます。また、ブラウザーで開く調査票でも、バーコードを読み取れるようになりました。
質問タイプの変更
調査を作成、公開後、質問タイプを変更できるようになりました。変更できるのは、同じフィールド タイプ (文字列、数値、日付、ジオメトリ等) の質問や、同じ種類 (テキスト、選択肢等) の質問のみです。例えば、単一選択はドロップダウンに変更できますが、単一行テキストに変更はできません。
[編集] タブの [⇄] をクリックして、変更可能な質問タイプを確認できます。
レポート出力用 Web ページ
レポートを出力するための Web ページが追加されました。この Web ページの URL は、[データ] タブの [レポート] の [共有] をクリックすると確認することができます。Survey123 のレポートを作成するために、[データ] タブを開くことなく、独自のアプリ内にレポートを出力するための画面を埋め込むことが可能です。
レポート出力用 Web ページの URL についての詳細は、「Embed a report page using an iframe」をご参照ください。
調査をお気に入りに登録
調査一覧のページで、調査カードに ★ をつけてお気に入りの調査として登録することができるようになりました。お気に入り登録した調査をフィルター表示して検索することもできます。
Survey123 Connect
ゴミ箱機能に対応
Survey123 Connect で調査を削除する際、組織でゴミ箱機能を有効化していると、該当コンテンツをゴミ箱に移し、14 日以内であれば復元できるオプションを利用可能になりました。これは、ArcGIS Online の 6 月アップデートの機能に対応したものです。ゴミ箱機能の詳細は、「ArcGIS Online にゴミ箱が実装!」のブログや、ArcGIS Online 逆引きガイドの「アイテムを削除、復元したい」をご参照ください。