Excel データを簡単にマップに可視化するための Office アドイン ArcGIS for Excel が 2024 年 11 月にバージョン アップしました。本ブログでは、このバージョン アップで追加された新機能についてご紹介します。
ArcGIS レイヤーに新規フィーチャを追加
Excel に ArcGIS 上のレイヤーとそのテーブルを読み込み、テーブルにレコードを追加することで、ArcGIS 上のレイヤーに新規フィーチャを追加できるようになりました。データは自動で同期され、ArcGIS Online 上にあるフィーチャ レイヤーも更新されます。
データを整理、分析する際に Excel と ArcGIS Online を行き来する必要性が減り、効率的なデータ管理が可能になりました。新規フィーチャを追加する手順は以下の通りです。
- ArcGIS for Excel にサイン インします。
- [レイヤー] をクリックして [レイヤー] ウィンドウを開き、[ArcGIS] をクリックし、追加する ArcGIS 上のレイヤーを選択します。
- [属性テーブルを Excel、レイヤーをマップに追加] をクリックし、レイヤーを Excel に読み込みます。
- 属性テーブルの最下部に新しいフィーチャの属性を入力します。
- [ArcGIS レイヤーにフィーチャを追加] ポップアップが表示されたら、経緯度を入力し、[保存] をクリックします。
- ArcGIS Online のアイテム詳細ページ、または Map Viewer でフィーチャが追加されていることを確認します。
ArcGIS との同期
新たな機能 [ArcGIS との同期] が追加され、ArcGIS Online でフィーチャ レイヤーを編集した場合に、ボタン操作 1 つで Excel 上のレイヤーを同期できるようになりました。レイヤーを改めて Excel に追加する必要がなくなり、マッピング作業の効率化を図ることができます。
ArcGIS Online のフィーチャ レイヤーを同期する場合は、Excel でテーブル範囲にマウス カーソルを置き、[データのマッピング] タブの [ArcGIS との同期] をクリックします。
カスタム シンボル
カスタム シンボルを設定可能になりました。プリセットにはない適切な表現のアイコンに変更したり、ブランド イメージに応じてシンボルを適用したりすることで、これまでよりも柔軟な地図表現が行えます。
カスタム シンボルを設定する方法は以下の通りです。
- ArcGIS for Excel にサイン インします。
- [レイヤー] ウィンドウを開き、[シンボル スタイル] タブを開きます。
- カスタム シンボルを設定したいレイヤーを選択し、[形状] セクションの形状ドロップ ダウンを開きます。
- [アップロードされたシンボル] をクリックし、カスタム シンボルをアップロードします。最大 80 KB までの PNG、SVG、JPG 形式の画像を使用できます。
ArcGIS for Excel の新機能の詳細についてはこちらのブログ (英語) をご参照ください。