リアルタイム GIS を実現する 「ArcGIS GeoEvent Extension for Server」 について

ArcGIS 10.3 for Server から国内サポートを開始した ArcGIS GeoEvent Extension for Server(以下、 GeoEvent Extension)を導入すると、さまざまなタイプのリアルタイム データに接続することが可能になり、日常的な GIS アプリケーションが意思決定アプリケーションとして利用できるようになります。

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移動体モニタリング、状態監視、ソーシャルメディアとの接続

車や人の位置情報や気象センサーなどのリアルタイム データを ArcGIS for Server に取り込み、地図上で最新の状態を表現できます。更に状態変化を静的に監視することだけでなく、刻々と移動する監視物を動的に追跡することができます。また、Twitter や Instagram などの SNS と接続して位置情報付きの投稿を地図上に表示することができます。

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フィルタリングも処理機能もリアルタイムで
空間条件または属性条件を使用して、特定の事象(イベント)、位置、および操作の閾値を検出することで、ユーザーは最も関心のあるイベントに焦点を当てることができます。標準で提供されているフィルタリングと処理機能を使用して、さまざまなストリーミング データにリアルタイムで対応します。

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入力コネクタを利用してさまざまなソースからイベントデータを受信

入力コネクタはジオイベント サービスのコンポーネントであり、データ ストリームからイベントを受信して解釈する役割を担います。GeoEvent Extension は、入力コネクタを使用してさまざまなソースからのイベント データを受信することができます。データの受信方法とデータの書式設定方法を入力コネクタに認識させて、リアルタイムにデータを受信できます。GeoEvent Extension には、主に以下に挙げる入力コネクタが付属しています。

・ArcGIS Server(ArcGIS Server をポーリング)
・ファイル(フォルダーを監視)
・RSS(RSS の受信)
・ソケット(ソケットからテキストを受信)
・Web(REST エンドポイントでフィーチャ / JSON / XML を受信、外部 Web サイトをポーリングなど)
・WebSocket(WebSocket で JSON を受信、外部 WebSocket を購読)

以上で取り上げたトピック以外にもさまざまな機能が用意されていますので、詳細は GeoEvent Extension サイトをご参照ください。また、サイトでは チュートリアルや技術情報が用意されておりますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

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■関連リンク

ESRIジャパン製品サイト:
GeoEvent Extension

Esri 社(米国)Web サイト:
GeoEvent Extension
ArcGIS for Server

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