8 月 24 日付けで ArcGIS Runtime SDK for .NET の最新バージョン 10.2.6 の国内サポートを開始しました。
バージョン 10.2.6 では新機能としてデータの 3D 表示に対応しました。今まで 2D のマップを表示するために、MapView クラスと Map クラスを使用してきましたが、これらのクラスを SceneView クラスと Scene クラスに置き換えるだけで、簡単にマップの表示モードを 3D に変更することができます。
3D のマップでは Esri CityEngine などで作成された都市景観モデルを使用してリアルな街並みを表現したり、データの属性値などでフィーチャを立ち上げて新しい視点でデータの特性を可視化したりすることが可能です。さらに、ArcGIS Runtime SDK for .NET は複数の Windows プラットフォームをサポートするため、デスクトップ環境だけではなく Windows タブレットなどのモバイル環境でも 3D 表示の GIS アプリケーションを動作させることができます。
バージョン 10.2.6 では、3D 表示のサポートだけではなく、KML データのサポートなどの機能強化や複数の不具合修正を含む品質改善が行われています。詳細はリリース ノート(英語)をご参照ください。
3D 表示のサポートにより ArcGIS Runtime SDK for .NET を使って開発できるアプリケーションの可能性はさらに大きく広がりました。ぜひ最新の機能を GIS アプリケーションの開発にご活用ください。
■関連リンク
ESRIジャパン Web サイト:
・ArcGIS Runtime SDK for .NET
Esri 社 Web サイト:
・リリース ノート
・ArcGIS Runtime SDK for .NET