ArcGIS では様々な投影法で地図を作成することができます。
今回はバレンタイン デーにちなみ、ボンヌ図法で作成した世界地図をご紹介します。
<画像をクリックするとマップを閲覧できます。>
地図上にある円の大きさはチョコレートの原料であるカカオ豆の生産量(国際連合食糧農業機関(FAO)「FAO統計データベース」(生産、作物、カカオ豆))を表しています。
クリックすると、過去 5 年間の生産量の推移のグラフを見ることができます。
また、日本の部分を拡大すると ESRIジャパンからの隠しメッセージを見ることができますよ!
ちなみに、技術的な話となりますが、このマップではベクター タイルを活用しています。これまで ArcGIS Online で表示できる Web マップの投影法は、Web メルカトル図法でした。ArcGIS Pro の次期バージョン 1.4 では、Web メルカトル図法以外の投影法で作成されたマップからベクター タイル パッケージが作成できるようになります。このベクター タイル パッケージを ArcGIS Online で共有し、ベースマップとして利用すれば、投影された Web マップを作成することができます。これまで Web マップで表現するのが難しかった北極や南極などの地域も適切に表現することができます。
また、もちろんこのボンヌ図法のタイルもベクター タイルですから、スタイルの変更が簡単にできます。元の色はチョコレートをイメージした色合いですが、Vector Basemap Style Editor(Beta)を使用すると、ArcGIS Online 上で共有されているベクター タイルの色合いを簡単に変更することができます(Vector Basemap Style Editor(Beta)を使用するにはArcGIS Onlineへのサインインが必要)。ハートということで赤色バージョンにも!
ArcGIS Pro 1.4 の国内リリースは春頃を予定しています。ご期待ください!
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