静岡県立韮山高等学校での出前授業の内容を紹介します!

ESRIジャパンでは「小中高教育における GIS 利用支援プログラム」を展開しており、GIS ソフトウェア、クラウド サービス、Q&A サポートなどを、小中学校・高等学校へ無償でご提供しています。今回は 2019 年 7 月 1 日~ 2019 年 12 月 31 日の期間に行った出前授業キャンペーンで静岡県立韮山高等学校にて行った内容を紹介します。

令和 2 年(2020年)度で開校 147 周年を迎えた韮山高等学校は静岡県下最古の公立高校として、自由闊達、文武両道の教育を日々実践しています。2019 年 11 月 20 日に静岡県立韮山高等学校の 2 年生の理数科クラスの地理の授業にて GIS の出前授業を実施しました。

今回の出前授業では、GIS でできる事や活用例について紹介後、普段から多くの韮山高等学校の生徒も利用している伊豆箱根沿線の国勢調査等のデータを利用して商圏分析を行いました。

クラウド型 GIS サービスである「ArcGIS Online」および国勢調査情報などを基にした Web アプリケーションの操作を通じて年齢構成の違いや、駅周辺の人口密集地の年齢構成傾向などを発見してもらいました。

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また、Survey123 for ArcGIS を利用して、それぞれの分析や考察の結果を共有しました。

教材に用いた Web アプリケーションで、政府統計ポータルサイトである e-Stat よりダウンロードした平成 27 年の国勢調査の結果より伊豆箱根沿線の人口分布のほか年代別の人口密度や各駅の乗降者人数を表示しました。

伊豆箱根鉄道沿線の人口は、新幹線の駅がある三島周辺より南下するにしたがって、人口は減っていく傾向がありますが、観光地も多くある伊豆では修善寺や世界遺産に登録されている韮山反射炉のある韮山駅も多く乗降客がいます。また、伊豆箱根鉄道は伊豆の高校生の交通手段であるため、高校がある駅は乗降客数が多くなっています。

各駅周辺の人口分布の特徴や傾向を読み取り、普段生活する地域を GIS で可視化することで、GIS の特徴やできることを体験していただきました。

今回は普通教室で、生徒のスマートフォンや学校が保有しているタブレットを活用することで実施しました。身近なツールでも簡単に GIS を導入できる事が ArcGIS Online の特徴でもあります。

ESRIジャパンでは全国の小中高向けのサポート体制をより充実させ、初等・中等教育における GIS の利活用を図ってまいります。

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