ArcGIS Earth Mobile 2.2 新機能のご紹介

アイキャッチ画像 (ArcGIS Earth)

本ブログでは、3D 対応 GIS フリー ビューアーである ArcGIS Earth のモバイル製品である ArcGIS Earth Mobile の最新アップデート内容をご紹介します。本製品は、国内サポート非対応ですが、日本語にも対応しています。インストールは無料ですので、ぜひお試しください。

ラスター データのオフラインでのサポート

ArcGIS Earth Mobile でデバイスに保存されている、ローカルのラスター データ が、表示できるようになりました。例えば、衛星画像や標高モデル、土地被覆などのラスター データを表示できます。これにより、現地調査などのオフライン環境で作業する方でもラスター データにアクセスできます。

新しくサポートしたラスター データの形式は、以下の通りです。

  • Image (.img), GeoTIFF (.tif)
  • Digitial Terrain Elevation Data (.dt0, .dt1, etc.)
  • JPEG2000 (.jpg2, .j2c, .j2k, .jpx), Height File (.hgt)
  • National Imagery Transmission Format (.ntf, .nsif, .nsf, .r0)
  • High Resolution Elevation (.hr), and MrSID (.sid).

凡例のサポート

ArcGIS Earth Mobile でフィーチャ レイヤーの凡例がサポートされました。これにより複雑なシンボルや色が重なり合うレイヤーを持つ地図を表示する際に役立ちます。

シンボルでの新色のサポート

ArcGIS Earth Mobile のシンボルに新しい色がサポートされました。これにより、構造物や水域、地形などの様々な特徴を持つものを、正確に表現するのに役立ちます。また、色の透明度や濃淡をカスタマイズする機能により、シンボルを調整してそのレイヤーの特徴に合った視覚効果を与えることができます。

3D Tiles サービスの検索機能向上

ArcGIS Earth Mobile で ArcGIS Online や ArcGIS Enterprise にある 3D Tiles サービスを検索およびフィルターできるようになりました。これにより、従来までの 3D Tiles サービスの URL を入力するといった手間がなくなり、アプリ内で より簡単にシーン上に 3D Tiles を追加できます。

KML サブレイヤーの管理

ArcGIS Earth Mobile で KML ファイルを展開し、サブレイヤーを管理できるようになりました。これにより、KML ファイル内のレイヤーとレイヤー タイプを確認できるようになったほか、必要に応じて特定のレイヤーの表示/非表示を切り替えることができます。

最新のアップデートによりさらに使いやすくなった ArcGIS Earth Mobile のダウンロードはこちら (App StoreGoogle Play) から行えます。スマートフォンで簡単に利用できるインストール無料の製品となっていますので、ぜひお試しください。

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