この記事は米国 Esri 社のブログ記事「ArcGIS Web AppBuilder in ArcGIS Online Retirement Extended」を翻訳したものです。
お客様からのフィードバックを受け、移行をより円滑に進めていただけるよう、ArcGIS Online 版 ArcGIS Web AppBuilder (以降 Web AppBuilder) のリタイア時期を 2026 年第 1 四半期から 2027 年第 2 四半期へと延期します。これにより、移行に必要な時間の確保と追加リソースの活用が可能になります。
この間、既存アプリの更新は 2026 年第 4 四半期まで引き続き可能で、リタイアまでアプリの閲覧もできます。リタイア後は、既存の Web AppBuilder アプリは動作しなくなります。Esri テクニカル サポートはリタイアまでご利用いただけます。
また、ArcGIS Experience Builder における同等の機能の計画を完了しており、現在のワークフローを再現・強化できるようにしています。Web AppBuilder のリタイアを待たず、今すぐ ArcGIS Experience Builder に移行することをおすすめします。
目次
リタイア スケジュール
- 2026 年第 1 四半期: Web AppBuilder アプリの新規作成不可
- 2026 年第 4 四半期: 既存の Web AppBuilder アプリの更新不可
- 2027 年第 2 四半期: 既存の Web AppBuilder アプリのサポート終了、および利用不可
これらのフェーズは、ArcGIS Online の 2026 年 2 月、2026 年 10 月、2027 年 6 月のリリースに対応しています。
※このリタイア スケジュールは ArcGIS Online の Web AppBuilder のみが対象です。
アプリを安全に更新するために
2026 年第 1 四半期に Map Viewer Classic が削除されることに伴い、アプリ更新時の制約が生じます。以下のガイドラインに従って、安全に更新してください。
重要な互換性に関する注意事項
Web AppBuilder は新しい Map Viewer で作成された Web マップとも互換性がありますが、Map Viewer の新機能の一部は完全にはサポートされていません。その結果、アプリ内の見た目や機能に差異が発生する場合があります。
Map Viewer Classic のリタイア (2026 年第 1 四半期) 以降、Web AppBuilder アプリで使用している Web マップの更新は制限されます。アプリ更新時は、既知の制限事項を把握し、推奨手順に従ってください。
安全な更新についてのベスト プラクティス
予期しない不具合を避けるため、可能な限り Web AppBuilder アプリのみを更新し、Web マップは更新しないことを推奨します。
Map Viewer で Web マップを更新する必要がある場合は、以下の手順に従ってください。
安全な更新手順
- 本番アプリと本番マップの両方をコピーする
- コピーしたアプリをコピーしたマップに接続し、必要に応じて再設定する
- 既知の制限事項を確認する
- コピー側でマップとアプリの更新を行う
- コピーしたアプリでテストし、期待どおりに動作することを確認できたら、本番に反映する
アプリのコピーは、ビルダーでアプリを開き、[保存] メニュー → [名前を付けて保存] を選択して作成できます。

既知の制限
- 通常、各ウィジェットは、Map Viewer Classic で未サポートの新しいレイヤー タイプに対して動作しません。
- マップ表示 (シンボル、スタイル、ポップアップ、ラベル、その他の設定) が異なる場合があります。
- レイヤー リスト ウィジェットは、グループ レイヤーをサポートしていません。すべてのレイヤーを同列で表示します。詳細は、サポート記事をご参照ください。
- ベースマップ ギャラリー ウィジェットは、デフォルトと異なる空間参照のベースマップをサポートしていません。
同等の機能の更新
移行を円滑にするため、ArcGIS Experience Builder では継続的に同等の機能を追加しています。
ArcGIS Online の 2026 年 2 月リリースでは、以下を予定しています。
- 編集ウィジェット: 同一または同一ジオメトリー タイプの別レイヤーへ、フィーチャのコピー&ペーストが可能
- 編集ウィジェット: バッチ編集のフィールドをカスタマイズ可能
- マップの現在地ツール: 移動に合わせてリアルタイム位置を表示
- 描画ウィジェット: 描画のインポートおよびエクスポート
- ルート案内ウィジェット: ルート案内の印刷に対応
移行のためのリソース
- ArcGIS Web AppBuilder 移行ウェビナー (英語)
- ArcGIS Web AppBuilder リタイアに関するドキュメント
- ArcGIS Web AppBuilder の移行リソース
この移行期間を通じて、お客様が最新情報にアクセスでき、十分なサポートを受け、安心して移行に踏み出せるよう支援を継続します。お待ちいただいていた同等の機能は ArcGIS Experience Builder およびその他の ArcGIS アプリで利用可能になりつつあります。今こそ、移行を始めるベストタイミングです。
ご不明な点がありましたら ESRIジャパンのサポートへお問い合わせください。
