ArcGIS Desktop の ArcMap のデフォルトの状態では、メニューやツールバーには存在しないツールをご紹介する記事の第2回です。今回はフィーチャの選択に関連したツールを紹介します。
(※ ツールをツールバーに追加する方法については第1回をご参照ください)
対象バージョン:ArcGIS Desktop 9.x
[バッファ選択]ツール
「選択」カテゴリにあるツールで、選択されたフィーチャのバッファ領域を表示します。
このツールをクリックすると、ダイアログボックスが表示されますので、バッファ領域を表示する対象レイヤとバッファ距離とその単位を指定して、[OK]をクリックします。
選択ツールなどで対象レイヤのフィーチャを選択すると、選択されたフィーチャから指定されたバッファ距離の領域が表示されます。以下の例では駅から 500 メートルのバッファ領域が表示されています。ジオプロセシング ツールの「バッファ」ツールでバッファ領域を作成することができますが、手っとり早くバッファ領域を見たいといった場合はこちらのツールが便利です。
[スクリーン上のフィーチャ選択]ツール
「選択」カテゴリにあるツールで、このツールをクリックすると地図画面の範囲に重なる選択可能レイヤのすべてのフィーチャが選択されます。現在表示している範囲でフィーチャをエクスポートする際のフィーチャ選択に使用すると便利です。