ArcGIS Desktop 10 対応の国内データ変換ツールについて

最新の 10.5 対応の国内データ変換ツールはこちら→ ArcGIS Desktop 10.5 対応の国内データ変換ツールについて

ArcGIS Desktop のバージョンが 10 になったことにより、従来の [国内データ変換ツール] ツールバーとサポート サイトからダウンロードできるツールが 10 用にリニューアルされています。今回はこれら変更点についてご紹介します。

[国内データ変換ツール] ツールバー から [変換 ツール(国内データ)] ツールセットへ

ArcGIS Desktop 9.3.1では日本語サプリメントをインストールすると ArcMap に [国内データ変換ツール] ツールバーが追加されますが、ArcGIS Desktop 10 では、国内対応パックをインストールすると、ArcToolbox に [変換 ツール(国内データ)] ツールセットが追加され、ジオプロセシング ツールとして利用できます。

Tools9310_11

ジオプロセシング ツール利用のメリット

・ModelBuilder に組み込むことができるので、高度で生産性の高い利用が可能
・Python で使用することができる(Python ウィンドウ、Python スクリプト)

※数値地図データ変換ツール、JMC マップ(日本)は、ダウンロード ツールとして提供されます。
※基盤地図情報変換ツールは、 [変換 ツール(国内データ)]  ツールセットに含まれます。

ダウンロード ツールはアドインへ

サポート サイトから提供されるツールの多くは、ArcGIS 10の新機能である「アドイン」で提供されます。「アドイン」の詳細は ArcGIS ブログのこちらをご覧ください。

アドインのメリット
・インストール、アンインストールが容易(レジストリ登録/解除の必要がありません)
・E-mail に添付したり、ネットワーク共有したりするなど配布・共有が容易

アドイン ツール
・数値地図データ変換ツール
・数値地図画像変換ツール
・河川地図データ対応ツール
・Zmap-AREAII 対応ツール
・Zmap-TOWNII 対応ツール (近日公開予定)
・ArcGIS 住所マネージャ

その他のツールについて

ArcGIS 10 では多くの機能拡張がなされ、ダウンロード ツールと同等の機能が基本機能として実装されているものがあります。
以下に示すツールは、ArcGIS 10 対応のツールは提供されませんが、代替の機能やファイルを利用することができます。

・「マップ ブック作成」ツールの機能は、ArcMap のデータ ドリブン ページ機能をご利用ください。
データ ドリブン ページの概要はこちらをご覧ください。

・「タイルポリゴン作成ユーティリティ」の機能は、[ArcToolbox] → [カートグラフィ ツール] → [データ ドリブン ページ] → [インデックス フィーチャ(格子状)の作成(Grid Index Features)] ツールをご利用ください。
インデックス フィーチャ(格子状)の作成の概要はこちらをご覧ください。

・「標準地域メッシュ・ポリゴン作成ユーティリティ」は、1~3次メッシュ ポリゴンをArcGIS Desktop 10 対応のマップ パッケージでの提供になります。サポート サイトからダウンロードしてご利用ください。
標準地域メッシュ・ポリゴン(1~3次メッシュ)
マップ パッケージの概要はこちらをご覧ください。

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