3D Analyst 10 で建物の影を作成する

ArcGIS Desktop エクステンション製品である 3D Analyst はバージョン 10 でさまざまな解析機能が追加されています。今回は、「スカイライン」と「スカイライン バリア」と呼ばれる 2 つのツールを使用して、建物の影を生成する、シャドウ ボリュームについてご紹介します。
太陽の位置に基づいて建物の影を作成することができます。

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          時間ごとの建物の影を生成して表示することも可能

ステップ

1. ArcToolbox の [3D Analyst] → [3D フィーチャ] → [スカイライン] ツールを起動して、観測点に太陽となるポイントデータ、入力フィーチャに建物データ(マルチパッチや立ち上げたポリゴン)を設定します。[サーフェス オプション] を展開して、[屈折率を使用] のチェック ボックスをオンにします。

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建物のシルエットのような形が作成されます。

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2. ArcToolbox の [3D Analyst] → [3D フィーチャ] → [スカイライン バリア] ツールを起動して、観測点に太陽となるポイントデータ、入力フィーチャにスカイライン データを設定します。[平面に投影] のチェック ボックスをオンにします。

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3. 作成した影フィーチャのレイヤ プロパティの [表示] タブ(ArcScene)または [グローブの表示] タブ(ArcGlobe)から透過表示を50 %、[シンボル] タブで色を青色に変更し、OKをクリックします。

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以上がシャドウ ボリュームの作成方法です。
属性フィールドに時間フィールドがある場合は、タイム スライダで時間ごとの影を表示させることもできます。

■関連情報
3D Analyst の新機能の概要
タイム スライダ ウィンドウの使用

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