野生動物も被曝量調査 「森の異変から未来占う」 – 溝口 俊夫 氏講演(GISコミュニティフォーラム)

溝口氏毎年好評をいただいている自治体ワークショップですが、今年の講演者のおひとりである、福島県鳥獣保護センター所長で獣医師の溝口俊夫氏の活動が朝日新聞の一面(5月25日 夕刊)で取り上げられています。

朝日新聞記事:
野生動物も被曝量調査 「森の異変から未来占う」

年間数百程度の交通事故などで死亡した野生動物の被爆量を、10年程度の長期追跡を行うというプロジェクトです。森にすむ野生動物の異変を早期にキャッチすることで、ひとの健康や暮らしへの影響を占うことができるはずと溝口氏は考えられています。

福島県鳥獣保護センターでは、野生動物の治療や野生へ戻すためのリハビリだけでなく、傷ついてしまった原因の究明と予防活動を行っています。そしてさらに、救護された野生動物を通して環境をモニタリングし、人間にも野生動物にも良好な環境を保全していくために活動をされています。そしてまたArcGISのヘビーユーザでもあります。

自治体ワークショップでは、他にも
・新潟市 都市政策部 GISセンター 長谷川 普一 氏
「GISが無ければ実現し得なかった政策事例紹介」
・三重県 熊野建設事務所 保全課 山口 成大 氏
「今こそ使おうGIS!」
の各氏にご講演いただきます。業務の中で向き合ってきた様々な課題や対応事例をご紹介しながら、GISの利用価値と、どのような地理空間情報の整備が必要かを考えます。
自治体ワークショップにどうぞご参加ください。

■自治体ワークショップ「行政課題とGIS」
日時:6月3日(金) 16:10~18:10
場所:東京ミッドタウン地下1階 ホールB1

■参考リンク
GIS活用事例:
福島県鳥獣保護センター 自然豊かなまま次の世代に引き継ぐ

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