ArcGIS Server をお持ちの方向けのオプションサービスである「ArcGIS Server on Amazon EC2」について、以前このブログでもご紹介しました。
1. ArcGIS Server on Amazon EC2 とは?
サービスの詳しい内容についてはぜひ前回の記事をご参照いただきたいのですが、あらためてご説明しますと、概要は以下のとおりです。
■利用条件
ArcGIS Server のライセンスと、アマゾン社のクラウドサービスである「Amazon Web Services (AWS)」のアカウントをお持ちのお客様は、ArcGIS Server AMI (Windows Server 上に ArcGIS Server 10 がインストール済みのマシンイメージ) をお使いいただけます。
ArcGIS Server on Amazon EC2 のご利用にあたっては、弊社からは追加の料金はいただきません。ただし、クラウド (AWS) の使用料はアマゾン社からお客様へ直接課金されます。 なお、ArcGIS Server のライセンスは、通常のものだけでなく、開発者向けの「Esri Developer Network (EDN)」や、サイトライセンスもご利用いただけます。
■どんなメリット?
必要なときに、必要なだけ迅速にコンピューティングリソースを調達できるというクラウドコンピューティングのメリットを最大限に活用できます。
2. 日本語版 ArcGIS Server on Amazon EC2 のご提供
昨年の記事で本サービスをご紹介して以降、アマゾン社のサービスもますます充実した内容となり、2011年3月には二番目のアジア圏データセンターである「東京リージョン」が開設され、AMI (Amazon Machine Images) として提供される Windows Server 2008 で日本語がサポートされるようになりました。
アマゾン社におけるこれらの動きを受けて、現在、「日本語版 ArcGIS Server AMI」を近日中にご提供すべく、準備をおこなっております。日本語版 AMI には以下のものが含まれる予定です。
・日本語版 Windows Server 2008 R2
・日本語版 ArcGIS Server 10.0 SP3
・日本語版 ArcGIS Desktop 10.0 SP3 (別途、Desktop のライセンスが必要です)
・SQL Server Express
・サンプルデータ
日本語版 AMI のご提供時期は、今年の10月中に予定されている ArcGIS 10.0 SP3 (サービスパック3) のリリース後となります。
本サービスについて、更に詳細をお知りになりたい方は、ESRIジャパン のWeb サイトからお問い合わせください。