8 月 17 日の記事で紹介した、ArcGISデータコレクションの最新版「ArcGISデータコレクション 2011」は、どのような進化を遂げているのでしょうか。
今回はスタンダードパックに焦点を当ててご説明します。
スタンダードパック 2011(DVD 4 枚組)
DISC1 広域地図:株式会社ゼンリン等のデータを加工した、ArcGIS ですぐに使える最新地図データベース
DISC2 公共地図:国土交通省等の公共データを加工した、背景・解析用地図データベース
DISC3 街区レベル住所:ArcGIS 標準ジオコーダですぐに使えるアドレスマッチング用データ
DISC4 基本統計:国勢調査等のデータを加工した、地域分析やエリアマーケティングに活用できる統計データ集
【特長】
1.鮮度の高い最新のデータ
広域地図は最新のデータを基に、公共地図は行政界データ・大字・町丁目の表示など、全コンテンツに渡り出来る限り最新のデータを採用し開発しています。基本統計には、平成 22 年国勢調査(市区町村別人口速報集計結果)も追加収録しました。2010 年版よりも鮮度の高いデータをご提供いたします。
2.新たなコンテンツを収録
2010 年版でも多彩なコンテンツを収録しておりましたが、2011 年版では、新しいデータが加わり、更に充実したコンテンツ群となっております。
公共地図では、2011 年 4 月以降に国土数値情報として公開された、医療機関、発電所、バス停、ダム、漁港、燃料給油所、公的集会施設ポイント、小学校区、工業用地、空港用地、森林地域ポリゴンをいち早く新たに収録。また、基本統計では過去 5 年分の都道府県地価調査データ、公示地価データを収録。過去データとの比較検討も行っていただけるようになりました。
その他研究やビジネスに有用なコンテンツを全国シームレスなデータとしてご提供いたします。
3.ArcGIS の標準ジオコーダに対応
2011 年版より、街区レベル住所では新たに ArcGIS の標準ジオコーダに対応しました。これにより、ジオコーディング結果の編集(再照合)、リバース ジオコーディング(入力ポイント データのポイント位置の最寄りの住所を属性情報として付与する機能)や、モデルを用いて一連の処理へのジオコーディング機能の組み込みなどが可能となり、これまでよりも更に作業効率を向上させることができます。
このように、「ArcGISデータコレクション スタンダードパック 2011」は、これから GIS を始められる方に加え、2010 年版以前のスタンダードパックを導入いただいたユーザの方にもご満足いただけるデータコンテンツとなっています。
■関連情報
ArcGIS データコレクション スタンダードパック: