「お勧め画像機能」の連載が10.1になって帰ってきました!!
これから数回にわたって10.1で新しく登場した画像機能についてご紹介します。
ArcGIS 10.1では新しく「ラスタ プロダクト」という形式が登場しました。
ラスタ プロダクトとは衛星画像のメタデータの情報を使用して、自動的に前処理済みラスタ レイヤを生成する機能のことで、これによりコンポジットバンドなどの事前に必要だった処理をしなくてもすぐに画像を利用することができます。
それでは、無料でダウンロードして利用できるLandsat画像を例にご紹介します。
上記のフォルダ内には複数のファイルが存在しますが、赤で囲った画像ファイルとあわせて、*.met という拡張子のメタデータもダウンロードします。
各画像を解凍後、1つのフォルダにメタデータを合わせて格納します。
このフォルダを [カタログ] ウィンドウ(またはArcCatalog)で確認すると、*.met の拡張子のファイルが衛星のアイコンで表示され、「+」をクリックして展開すると、「Multispectral(マルチバンド画像)」「Panchromatic(パンクロマチック画像)」「Pansharpen(パンシャープン画像)」「Thermal(熱赤外画像)」という4つのレイヤが表示されます。
マルチバンドの画像を使用したい場合は、「Multispectral」をドラッグアンドドロップでArcMapに追加するだけで使用することができます。
なお、「ラスタ プロダクト」は全ての衛星画像に対応しているわけではありません。また、衛星画像の種類によって準備されるレイヤが異なります。対応している衛星画像については、以下をご参照ください。
■関連リンク
・ArcGIS ブログ(イメージ)