「お勧め画像機能」の新連載のその 3 では画像解析ウィンドウに追加された計測機能についてご紹介します!
ArcGIS 10.1 では画像解析ウィンドウの一番下に [計測] パネルが追加されました。
計測では、画像の持つ情報(メタデータ)や RPC 情報を利用し、距離や面積、建物の高さを計測することができます。距離や面積は [ツール] ツールバーの [計測] から行うことができますが、高さの計測はこの画像解析ウィンドウでのみ実行できます。
計測機能は、ブログ記事「ArcGIS 10.1 お勧め画像機能 その1-ラスタ プロダクト-」でご紹介したラスタ プロダクト形式のデータで利用することができ、利用できる計測機能もラスタ プロダクトごとに異なります。
どの計測機能を利用できるかは、ラスタ レイヤを右クリック → [プロパティ] → [ソース] タブをクリックし、ラスタ情報の [計測機能] で確認することができます(ここでは、GeoEye-1 の画像を使用した例でご紹介します)。
高さの計測方法はとても簡単で、レイヤリストから計測を行うレイヤを選択し、使用する計測機能のボタンをクリックします。
そして、ボタンで選択した計測方法で画像上をクリックし、計測を行います。[計測結果] ウィンドウが表示され、高さの情報が表示されます。 [ラベルの有効化/無効化] ボタンをクリックすると、計測のラインに沿って計測結果が表示されます。
なお、全ての画像において計測機能を使用できるわけではありません。使用している衛星画像やそのプロダクト、フォーマットによって使用できる計測機能は異なります。
詳細については、ArcGIS ヘルプ「画像からの計測」以下をご参照ください。
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