以前のブログ記事「地図で桜前線の動きを見てみよう!」で、気象庁が公開している昨年(2012 年)の桜の開花時期と満開時期を時系列で表示する Web マッピング アプリケーション「桜前線マップ」をご紹介しました。
今年(2013 年)の桜の開花時期と満開時期が気象庁より公開されましたので、それにあわせて桜前線マップのデータを更新しました。更新に際して、今年のデータと昨年のデータを比較できるように、アプリケーションもバージョンアップを図っています。
桜前線マップ 2012/2013(更新版)
「桜前線マップ 2012/2013」で今年と昨年の桜前線を比較してみると、今年の桜前線は昨年とは異なり、九州地方から関東地方にかけて桜の開花が昨年および平年に比べかなり早まっています。一方で、東北以北においては少し桜の開花が遅まっており平年通りあるいは平年より遅いという結果が見られました。
「桜前線マップ 2012/2013」では、2012、2013 年の桜前線レイヤと 4 月の平均気温分布レイヤをそれぞれ切り替えて表示することができます。特に桜前線レイヤは 2012 年と 2013 年ともに時系列表示に対応しており、九州から北海道までの桜前線の変化を時間軸の流れで見ることができます。また、時系列表示が再生の状態のままでも、2012 年と 2013 年の桜前線レイヤを切り替えることができます。
たとえば、今年の東京都心の満開日である 3 月 22 日を表示してみます。下の画像を見てみると、左が 2012 年、右が 2013 年のデータなのですが、九州から関東地方までのエリアにおいて今年は桜の開花が早まっている模様が一目瞭然です。
また、レイヤのボタンを [2012] [2013] [℃] と一目でわかるデザインに変更しています。[2012] は 2012 年の桜前線レイヤ、[2013] は 2013 年の桜前線レイヤ、そして [℃] は 4 月の平均気温分布レイヤを、それぞれ表示するボタンとなっています。
ぜひ、「桜前線マップ 2012/2013」を使って今年の桜前線を昨年のデータと見比べながら振り返ってみてください!
■プレフォーラム・セミナーのお知らせ
来週に迫る第 9 回 GISコミュニティフォーラムの前日である 5 月 29 日(水)に開催されるプレフォーラム・セミナーにて、Web GIS 開発者様あるいはこれから開発を始められる方々に向けた ArcGIS Web Mapping のテクニカルセッション「Web GIS アプリケーション開発 ~ArcGIS Web Mapping 全体像と各 API の最新情報~」を設けています。
当セッションにて、本記事でご紹介した「桜前線マップ 2012/2013」のように Web GIS アプリケーションの開発製品である ArcGIS Web Mapping の全体像と各 API(JavaScript、Flex、Silverlight)の最新情報をご紹介しますので、ぜひご参加ください。
<関連セッション>
5 月 29 日(水):プレフォーラム・セミナー
5 月 31 日(金):GISコミュニティ フォーラム 2 日目
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