ArcGIS Network Analyst で施設配置を解析しよう -ロケーション アロケーション-

ArcGIS for Desktop のエクステンション製品である Network Analyst は道路網などの交通ネットワークを使用して、様々な解析を行うことができます。今回は Network Analyst の機能の中から、ロケーション アロケーションをご紹介します。

ロケーション アロケーションでは、施設配置に最適なロケーションを解析することができ、目的に応じて 7 つの解析タイプから解析設定を選択することができます。
【解析タイプ】
・インピーダンスの最小化
・カバーエリアの最大化
・カバー容量の最大化
・施設数の最小化
・アテンダンスの最大化
・市場シェアの最大化
・目標市場シェア
例えば「カバーエリアの最大化」を使用し、複数候補地から最も多くの人をカバーできる避難所として最適なロケーションを選出することができます。

Network_b_2

また、「カバー容量の最大化」では、保育所の受け入れ可能人数や病院のベッド数など、施設の容量に制限がある場合に最適な解析タイプです。下図のように近所(徒歩 10 分圏内)に保育所がある場合でも、その地域の幼児の数と比較し、十分に受け入れが可能かを視覚的に確認することができます。

Network_a
このように用途に応じた適切な解析タイプを選択することで、より現実世界に即した交通ネットワーク解析を行うことができます。

■関連リンク
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Esri Business Analyst 10.1 新機能紹介(3)~ロケーション アロケーション~

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