食べ物はどこから来たの? – フードマイレージをマップで確認してみよう –

みなさんが普段食べている物はどこから運ばれて来ているのでしょうか?
日本の食料自給率(カロリーベース)は約 40% であり、多くの食料を海外からの輸入に頼っているのが現状です。食べ物を遠くから運んでくるためには、その分輸送に多くのエネルギーが費やされます。輸送によって CO2 等の温室効果ガスが排出されることにより、環境への負荷がより大きくなります。

そこで今回は、4 月 22 日の地球環境について考える日であるアースデイにちなみ、「フードマイレージ」という考え方に基づいて、食べ物や食料輸入の観点から地球環境について考えてみたいと思います。

「フードマイレージ」マップ:http://bit.ly/1GKxfK7

マップ上のラインは、食品輸入相手国の首都と東京を結んでおり、ラインの太さがフードマイレージを表しています。シンボルをクリックすると、その食品が輸入されている国のパイチャートを確認することができます。 ラインやポイント データは、ArcGIS for Desktop で作成したものを ArcGIS Onlineホスト サービス(データ共有)を利用して公開し、オンライン マップに追加しています。

■フードマイレージとは?
フードマイレージ(Food Mileage=食料輸送距離)は「生産地から食卓までの距離が短い食料を食べた方が輸送に伴う環境への負荷が少ない」という仮説に基づいた、食料重量と輸送距離から食料輸入に関わる環境負荷の大きさを知るための指標です。英国の消費者運動家ティム・ラングが 1994 年から提唱している概念である「フード・マイルズ(Food Miles)」が元になっています。
一般的には、” 食料輸入量(トン)” と ” 産地から日本までの距離(キロメートル)” を掛け合わせて計算しますが、このマップでは、一食分に食べる量を想定し、計算しています(例 : バナナ : 1 本( 100 グラム))。 

ところで、食育や農業政策でも使われている「地産地消」という、地元で作った食材を地元で消費するという考え方があります。国内や都道府県内、近隣地域で生産されたものは、輸送距離が短くなります。輸送の観点から考えると、フードマイレージの小さい(輸送距離の短い)商品を購入することは、地球環境へ負荷が小さくなると言えます。また、地域で生産された食材を食べることは、その地域での農業をサポートし、食料自給率の向上や、農村地域の活性化等につながります。普段の食生活でのフードマイレージを知ることで、地球に配慮できるといいですね。 

■マップの使い方
” 詳細 ” のタブ内の、フードマイレージを知りたい品目と、その説明をオンにし、マップに表示します。 
 例 )「豚肉の説明」と「豚肉 : 100 グラム」をオンにする。 
「豚肉 : 100 グラム」ラインをクリックすると、その品目の原材料の輸入先(上位 3 か国)と、フードマイレージがわかります。 

「豚肉の説明」のシンボルをクリックすると、その品目の原材料の輸入先(全て、または上位 10 か国)のパイチャートが表示されます(チャート内の各要素にカーソルを合わせると、国名と輸入数量が表示されます)。 


■参考
・農林水産省ホームページ : http://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/0907/05.html
・財務省貿易統計 : http://www.customs.go.jp/toukei/info/index.htm

■関連リンク
・ArcGIS Online : https://www.arcgis.com/home/
・ArcGIS Online(ArcGIS for Desktop ユーザ向け) : http://www.esrij.com/programs/arcgis-online-for-arcgis-for-desktop-users/