基盤地図情報 JPGIS2014(GML)形式対応について

国土地理院より公開されている基盤地図情報が GML 形式に一本化するという提供形式の移行に伴って、ArcGIS 10.2 より [基盤地図情報 (GML) のインポート] ツールを提供していましたが、新たに提供開始(2014/7/31 ~)となった統合した基盤地図情報(JPGIS2014(GML)形式)データは、スキーマなどが仕様変更されたため、完全には対応していませんでした。

ArcGIS 10.2.2 :「ArcGIS 10.2.2 for Desktop 国内対応パック 基盤地図 GML 変換ツール」を適用することで、基盤地図情報(JPGIS2014(GML)形式)データも正しく変換を行うことが可能です。詳細はこちらをご参照ください(サポート サイトへのログインが必要です)。

また、本パッチを適用することにより、新たなオプションを使用することが可能です。

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統合した基盤地図情報(JPGIS2014(GML)形式)データは、2 次メッシュ単位でダウンロード可能ですが、一部の数値標高モデル(5m 標高)データにおいて、異なる測量成果のデータで 1 つのメッシュが構成されている場所もあります。その場合、オプションの設定によって出力結果を制御することができます。

[同一種別のデータは 1 レイヤとして保存] オプションのみチェック ボックスをオン:
測量成果ごとに別々の DEM として出力(測量成果の違いで色を分けて表示しています)

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[同一種別のデータは 1 レイヤとして保存]、[異なる測量成果の数値標高モデル(5 m メッシュ)を結合] オプション 両方のチェック ボックスをオン:
異なる測地成果も結合して 1 つの DEM として出力

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このように、場合に応じてオプション設定を行うことで、より適切なデータ変換が可能です。

■関連リンク
・ArcGIS 10.2.2 for Desktop 国内対応パック 基盤地図 GML 変換ツール(要サポート ログイン):https://esrij-esri-support.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/5668

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