ArcGIS Network Analyst の到達圏解析を使ってみよう

ArcGIS for Desktop のエクステンション製品である ArcGIS Network Analyst 到達圏解析を使用すると、指定した地点から任意の時間内に到着可能な領域を検索することができます。
道路網などの交通ネットワーク情報に基づき、各地点から任意の時間内に到着可能な範囲を示すポリゴンおよびラインを生成します。

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この図は、ある複数の店舗から、自動車で 2 分、4 分、6 分圏の地域を解析し、それぞれ異なる色のポリゴンで表示したものです。

[ラインの生成] チェックボックスをオンにしておくと、設定した条件内に通過可能な経路がライン フィーチャとして同時に生成されます。

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このライン フィーチャの属性テーブルの [FromCumul_所要時間] と [ToCumul_所要時間] には、各ライン フィーチャの始点と終点における時間が格納されます。

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また、交通事情により通行不可となった箇所をポイント、ライン、ポイントのバリアとして指定し、それらを考慮した結果を出力することもできます。

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この到達圏解析は、緊急時における消防署からの到着可能な地域の把握や、営業所から指定時間内に到着可能なエリアの検出などにも応用可能です。

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到達圏解析(ArcGIS ヘルプ)

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