ArcGIS Earth という新しいアプリケーションが米国でリリースされました。今回の記事では ArcGIS Earth についてご紹介します。
※2016 年 1 月時点(バージョン 1.0)では英語版のみのリリースです。
アプリケーション起動画面
ArcGIS Earth は 2D / 3D データに対応した無償のビューアーです。直感的な GUI 操作が可能であり、シェープファイルや KML(KMZ)ファイルを読み込むことができます(ドラッグ & ドロップで簡単にデータを追加できます)。他にも、距離や面積の計測、図形の描画、画面イメージの保存・印刷等、多くの機能を持っています。
データの追加
面積計測
図形描画
また ArcGIS Earth は、ArcGIS でサポートしている道路地図や地形図等のベースマップや、ArcGIS Online 上の各 GIS サービスを利用することができます。たとえば、ArcGIS Online で公開されている 3D のシーン サービスを検索・追加し、街並みや景観を 3D で確認することもできます。
ベースマップを変更可能
サンフランシスコの 3D 景観
ArcGIS Earth は今後機能拡張が予定されており、オフラインでの利用や WMS サービスの利用も可能になる予定です。ArcGIS Earth は米国 Esri の ArcGIS Earth のページからダウンロードできますので、ぜひお試しください。
■関連リンク(その他の 3D GIS 製品)
・3 次元データを効果的に視覚化し、分析することを可能にする ArcGIS for Desktop のエクステンション:ArcGIS 3D Analyst
・3D 都市景観モデリング ソフトウェア:Esri CityEngine
・簡単に 3D の地図を Web サイトに表示することが可能に:ArcGIS API 4.0 for JavaScript(Beta)
・複数の Windows プラットフォームをサポート、Windows タブレットなどのモバイル環境でも 3D 表示を可能に:ArcGIS Runtime SDK for .NET