3 月 21 日に「かわらマッピングプロジェクト」というイベントに参加しました。
本プロジェクトは、ESRIジャパンが会員であるクリエイティブ・シティ・コンソーシアムの取り組みの一環で、二子玉川エリアの河川空間の地理空間情報を収集・データベース化し、活用していくことを目的としています。
今回は、「多摩川河川敷を訪れる方々に伝えたい河原のスポット」というテーマで河原の情報収集とマッピングを行いました。
イベントは、「ワクワクする」、「リラックスする」、「好奇心を呼び覚ます」、「不安・心配になる」等々のさまざまな視点から、河原のスポットとして、伝えたい場所の候補をフィールドワークで発掘し、参加者間での対話後、各チームその結果を共有しました。
フィールドワークは、5 チームに分かれて、各チームで自由に河原を歩いて、「気になるもの・こと・場所」を見つけたら、情報収集用 Web アプリケーションを操作して、データ入力や写真撮影を行いました。
情報収集用の Web アプリケーションとして、ArcGIS Online に付属する GeoForm を使用しました。GeoForm は、スマートフォンでも使用することができ、今回のような現地収集などのフィールドワークとして利用されるケースが多く、初めての方でも簡単に操作することができます。実際に参加者の方々からも使いやすいとの声をたくさんいただきました。
会場に戻った後は、2 つのチームに分かれて、マップ、グラフ、写真を組み合わせたダッシュボードで表示できる Web アプリケーション(Operations Dashboard for ArcGIS)を用い、集めた河原のスポットを地図上で表示しながら、どういう情報があったのか、河原スポットとしてどのような意味があるかを各チームで対話し、共有しました。
集めた河原のスポット一覧をチーム別に色分けして表示したことに加え、チーム別に絞り込んで表示したり、名称で検索したりすることで、各チームがどこでどのような発見をしたかをひと目で確認することができました。
さらに発見したスポットで感じた、「ワクワクする」、「リラックスする」、「好奇心を呼び覚ます」、「不安・心配になる」等々の情報をグラフで集計・可視化することで、どんな視点での情報が多かったのかなど、伝えたい河原スポットの候補やその地域に対する認識を深めることができました。
当日は、天気もよく、絶好のフィールドワーク日和でした。参加者は、ESRIジャパンの社員含め、地域の方々など、ご家族での参加も多く、一緒に自由に河原を歩いてのマッピングはとても楽しいものとなりました。次の機会には皆様もぜひご参加ください。
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