ArcGIS for Desktop に付属するアプリケーションとして ArcMap と ArcGIS Pro があります。ArcMap では ArcObjects という API を使用し開発を行えますが、ArcGIS Pro では ArcGIS Pro SDK for .NET を使用して開発が行えるのをみなさんはご存知でしょうか?
ArcGIS Pro SDK for .NET は、Microsoft .NET Framework を使用し、ArcGIS Pro の拡張アドイン開発をするためのソフトウェア開発キット(Software Development Kit)で、ArcGIS Pro をお持ちの方であればどなたでもすぐに無償で利用することができます。SDK をインストールすると、開発環境である Visual Studio に、アドインを開発するためのテンプレートや拡張機能が追加されます。
ArcGIS Pro 1.2/1.3 および ArcGIS Pro SDK for .NET をお持ちの方を対象に、これから ArcGIS Pro のアドイン開発を始めるためのドキュメントとして、ArcGIS Pro SDK for .NET スタートアップ ガイドを先日公開いたしました。
ArcGIS Pro は API が公開されており、その API を利用して開発を行うことができます。ArcGIS Pro の標準機能には無い、オリジナルのボタンやツールを追加したり、ドッキング ウィンドウを作成したりすることができます。
このスタートアップ ガイドを進めていただくと、例えば下記のようなオリジナルのボタンを ArcGIS Pro に追加するアドインを作ることができます。
(例:プロジェクトに追加されているマップ アイテム数をカウントするボタンを作成)
ArcGIS Pro は、3D 対応、高パフォーマンス、優れた操作性を持つ最新のデスクトップ GIS アプリケーションです。ArcGIS Online との親和性も高く、組み合わせて利用することでより効果的な活用ができます。ArcGIS Pro SDK for .NET を使用すれば、そのような ArcGIS Pro のユーザー インターフェイスを拡張し、独自の機能を追加することができます。
ArcGIS Pro をより使いやすく拡張して、業務フローを効率的に実行するために、まずはこのスタートアップ ガイドを参考に始めてみてはいかがでしょうか。
■関連リンク
・ArcGIS Pro SDK for .NET ダウンロード(Esri 製品サポート ページ要ログイン)
・ArcGIS Pro SDK for .NET スタートアップ ガイド
・ArcGIS Pro SDK for .NET
・ArcGIS Pro
・ArcGIS Online